「機能美というクラフトマンシップが息づくフロアポンプ:FETISH #31」の写真・リンク付きの記事はこちら

LEZYNE
CNC TRAVEL FLOOR DRIVE

自転車の性能を余すところなく享受したいならば、マイフロアポンプは欠かせない。タイヤの空気圧は、1週間も乗っていれば適正値を下回ってしまうからだ。タイヤの空気圧が下がれば、乗り心地が悪くなることはもちろんだが、パンクのリスクも高まる。

だからこそ、物置の奥に仕舞い込むのではなく、すぐ手が届く場所に置いておくべきものなのだ。しかし、目につく場所に置いておいてもサマになるフロアポンプを探しても意外にみつからない。

そこでLEZYNE(レイザン)のフロアポンプだ。LEZYNEは、有名パーツブランド出身のドイツ人が米国で設立したサイクルパーツブランド。

美しいアルミボディや高精度CNC(コンピューター数値制御)加工機によって切削されたパーツを惜しみなく使用したフロアポンプ以外にも、サイクルパーツの域を越えた芸術品のようなプロダクトが数多くラインナップされている。

金属部分の多くは強固で軽量な「鍛造」でつくり出しているという。高い技術と精緻に設計されたLEZYNEらしい物語性と、設立者のルーツでもあるドイツのクラフトマンシップが息づく。


 

この「CNC TRAVEL FLOOR DRIVE」はTRAVELと名が付く通り、LEZYNE最上級フロアポンプ「CNC FLOOR DRIVE」の美しさや機能性をそのままに、半分のサイズにまで圧縮したモデルだ。通常のフロアポンプよりも小型で絶妙なサイズ感は、玄関やクルマの中に置いても邪魔になることはない。専用のケースも付属しているので、傷をつけずに持ち運べ、美しさを保つことができる。

もちろん、究極の軽量さとコンパクトさといった実用性を追求するだけでなく、トラヴェル用だからといって抜かりなくデザイン性も両立させている。

劣化のしやすいホースは、柔らかく、かつ硬くなりにくい素材を用いて耐久性を担保している。加えて、ポンプヘッドにはABS(エアブリードシステム)を搭載。通常は最後にポンプヘッドを抜く時にホースの中に空気が充填されたままでポンプヘッドが抜きづらいうえに、充填されていた空気が一気に噴出したりする。ABSは付属のボタンを押すことで、タイヤの空気圧を保ったまま、ホース中に充填された空気を抜き、ホースを楽に取り外すことができる。

ハイレヴェルの使いやすさを備えた完璧なる機能美が、サイクリストの所有欲をそそることは想像に難くない。

シリーズ:WIRED FETISH(21)直線も曲線も“スマート”に計測するデジタルなメジャー(22)ミニマルな空間には郷土玩具の“ヌケ感”が必要だ(23)ホームとキャンプの境界を溶かすカセットコンロ(24)サイクリングに“革命”をもたらす軽さと操作性を備えたe-BIKE(25)住まいを「間取り」という概念から解放する可動式コンパクトキッチン(26)2020年代の“必須教養”プログラミングはロボット開発で学べ!(27)マイストローはエシカルな行動の次なるスタンダード(28)ポータブル風力発電機でオフグリッドなライフラインを構築せよ!(29)無限の拡張性を秘めた手のひらに載る“ガジェットシンセサイザー”(30)デジタルカメラにパラダイムシフトを起こす自由度と拡張性(31)機能美というクラフトマンシップが息づくフロアポンプ

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