《2020年4月1日より  ◎遠隔施術をメインに  ◎無料占いをスタート  エイプリルフールだけど嘘じゃないよ》

【画像】「幽霊が痛みの原因」遠隔施術する國光吟

 4月1日、マッサージ師でタレントの國光吟(くにみつあきら・36)が突如、“遠隔施術”なるサービスと“無料占い”の告知をインスタグラムにアップした。國光は元TBSアナウンサーで現在はフリーアナウンサーとして活動している小林麻耶(40)の夫だ。


遠隔施術と無料占いの告知(2020年4月1日、國光吟本人のインスタグラムより)

「痛みの緩和や霊性」をテレワークで遠隔施術

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府により7都府県に対して緊急事態宣言が発令されている。国民は不要不急の外出自粛、百貨店やカラオケ、ナイトクラブには休業要請が出され、街は静まり返っている。在宅ワークを始める人も多い。

 國光にもそういった在宅中の客層を掘り起こしたいという意図があるのだろう。インスタグラムには「#テレワーク」というハッシュタグがつけられ、こうも記載されている。

《コロナ対策でテレワークで働いている方も多いので、僕もしばらく遠隔施術をメインにしていこうと思います。遠隔施術をご希望の方は、こちらのアドレスにお問い合わせください(痛みの緩和や霊性などいろいろ得意です。)》

《また占いも受付けようと思いますので、占いしてみたい人は、インスタやアメブロのコメントにお願いします ◎生年月日 ◎性別 ◎聞きたいことを1回のコメントで2つまでokです 質問は出来るだけ具体的に書いてください 本名は、書くのが難しいと思うので大丈夫です》

 國光の呼びかけに多くの女性ユーザーが生年月日や性別、占ってほしい内容をコメント欄にアップしている。占ってほしい内容に関連して、職業や家族構成を書き込んでいる人もいる。國光はそれらに対して逐一占い結果を返信している。

“スピリチュアル度”高めの國光・小林夫妻

 國光吟とは一体どんな人物なのか。2018年5月に知人の紹介で小林と出会った國光は、2カ月後の7月に交際0日での結婚を発表して多くの人々を驚かせた。結婚当初、一般男性とされていた國光だったが、2018年12月にはAmeba公式ブログ「あきら。」を開設。2019年6月には小林とともに芸能事務所「生島企画室」に所属することを発表した。

 國光のブログのプロフィール欄には、《元ダンサー 現在は整体、小顔矯正、O脚矯正などの施術をしています》《外資系アパレル会社で働いていた際、東日本大震災が起こり、人の身体のケアをしたいと思い、施術の道へと進むことを決意いたしました。またその後、腰椎ヘルニアを患い、ヨガでリハビリを始める時に、良くなったら人にも伝えられるようになりたいと、インストラクターの資格を取得しました》と記されている。

「國光さんは結婚前までSNS(既に削除)で『宇宙ヨガ』や『覚醒体験』などスピリチュアルな言葉を多く使っていました。患部に手をかざすと症状が回復する“オメガセラピスト”として生計を立てていたそうです」(スポーツ紙記者)

 一方、小林もパワースポットとして有名なスペインのイビサ島でヨガを行う写真をブログにアップしたり、生年月日から占う「数秘術」の資格を取得したりしている。夫婦揃って “スピリチュアル度”は高めだ。

7500円を振り込んで“遠隔施術”を体験

 4月1日に國光が告知して以来、“無料占い”の希望者が殺到。コメントは現時点で140以上に上る。“遠隔施術”の利用者もいたようで、4月8日のインスタグラムではこう紹介されている。

《Instagramとブログで遠隔施術のことを書いたら早速受けてくださった方々がいらっしゃって、お役に立てて嬉しく思っています ◆初めてのことで驚きました ◆痛くなくなりました ◆歩くのが楽になりました など感想いただきました》

 現在は期間未定のキャンペーンで、30分通常15000円が7500円の50%オフだという宣伝もしている。アラフォーの主婦・A子さんは実際に國光の“遠隔施術”を受けたという。取材班はA子さんに「遠隔施術体験」の一部始終を聞いた。

「新型コロナウイルスの広まりで、最近はずっと自宅にいてストレスを感じていました。何気なく携帯を見ていたら國光さんのインスタが目に入り、全身が怠かったのと体の節々が痛かったので施術を受けてみようと思いました」(A子さん)

 半信半疑ではあったが、A子さんは名前や生年月日、住所、電話番号と自身の全身写真などを、公開されている國光のメールアドレスに送ったという。

《〇月〇日〇時から施術》とメールの返信が

「すぐに返信があって、施術料の振り込み先と施術予定日について書かれていました。前払いで料金7500円を振り込むと、《〇月〇日〇時から施術させていただきたいと思います。横になってリラックスしていて下さい。カラダを動かしたくなりましたら、動かして頂いてもかまいません。トイレに行きたくなったら、行ってください》といった説明の返信が来ました」(同前)

 その日、A子さんが自宅のベッドに横になって待機していると、施術開始10分前に、國光から《〇時から施術を始めさせていただきます》というメールが届いた。

身体の節々の痛みは《幽霊が原因です》

「施術中は仰向けで横になって目を閉じていました。國光さんと電話で会話をしたり、メールで何か指示があるのかな、と思っていましたが、10分が経過しても何もない。身体に変化もなく、ただ横になっているだけ。それで、あっという間に30分が過ぎました。遠隔で『気』を送ってくれていたということでしょうか。私にはすべてがよくわかりませんでした」(A子さん)

 すると、施術終了の予定時間から10分後。A子さんの元に國光から1通のメールが届いた。そこには《痛みの原因は幽霊》と書かれていたという。

「痛みを感じていた部分を中心に施術したという報告でしたが、メールの最後に《幽霊が付いていましたが、30分で浄化できました》《幽霊も痛みの原因です》と書かれていました。遠隔施術というのは、気功整体の一種だとばかり思っていましたが、こんなオカルトっぽいものだったとは……」(同前)

 施術から時間が経つにつれ、A子さんは「とても心配になってきました」と語る。

「私は霊感などありませんし、《痛みの原因は幽霊》と言われて、正直気持ちが落ち着かなかった。幽霊の存在を信じているわけではありませんが、幽霊が原因と言われたら、それは気分が悪いです。それに、時間が経つにつれて他の心配事も出てきました。私は國光さんに携帯の番号や自宅住所を送ってしまったのですが、あれが何のために必要だったのかがわからない。個人情報を渡してしまったことが今でも引っ掛かって、せっかく気晴らしになると施術を受けたのに、逆にストレスを感じています」(同前)

 國光からのメールには、遠隔施術の効果は時間が経つにつれてあらわれてくるとも書かれていたというが……。

「でも翌日以降も体の節々は痛いまま。施術の効果は特に感じませんでした。國光さんからは今後も月1回の遠隔施術を勧められましたが、30分7500円の値段を考えると、アロマオイル・マッサージを受けたほうが体が楽になる気がします」(同前)

 國光のメールアドレスに、実際にはどのように施術しているのか、個人情報は何のために必要だったのかなどについての質問を送ったが、期日までに回答は得られなかった。

 しかし國光は回答期限を過ぎた4月10日夕方にブログを更新。《遠隔施術を始めてさっそく、記者の方から、メールが来ました。(中略)僕は結局「胡散臭い」という言葉はついてきてしまうかもしれませんが、普通の人とは違う方法で施術ができます。施術という言葉も無理矢理施術という表現をしているだけで、なんという言葉で表したら良いかわからないのです。 》などと持論を展開した。

 國光も「胡散臭い」ということは自覚しているようだが、それだけで済まされる問題ではないだろう。痛みの原因を《幽霊》だとして継続的な施術を勧めるなど、これは新手の“心霊商法”と言えるのではないか。

【動画】遠隔施術体験者インタビュー

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))