Fastlyは4月8日(米国時間)、「How COVID-19 is affecting internet performance」において、新型コロナウイルスのパンデミックによってもたらされたインターネットトラフィックの変動の分析結果を発表した。新型コロナウイルスに対する政策が発表されたタイミングで、インターネットトラフィックが増加する傾向が見られるという。

資料: Fastly

記事では、イタリア、フランス、スペイン、英国、米国(カリフォルニア州、ミシガン州、ニューヨークおよびニュージャージー州)、日本といった感染者が多い国のトラフィック変動を取り上げている。

日本のインターネットトラフィック変動ほか - 資料: Fastly

日本の場合、2020年2月18日のトラフィックとダウンロード速度を基準とした場合、2020年2月18日から2020年3月31日までの間にトラフィックが31.5%増加、ダウンロード速度が9.7%増加している。他の国ではトラフィックに増加に合わせてダウンロード速度は低下しているのだが、日本だけは逆にダウンロード速度が高速化している。Fastlyは日本のインターネットインフラストラクチャがこうしたトラフィックの増加を吸収した可能性があると指摘している。

日本の場合、2020年2月27日の学校閉鎖の発表後にトラフィックが38%増加。この時点ではダウンロード速度は9.2%低下している。また、東京での感染者数が急増したことで、政府からの自粛要請が発表された2020年3月27日に再びトラフィックが20.1%増加している。

インターネットトラフィックは平日と週末で明確に異なる傾向が出るのだが、新型コロナウイルスのインシデント発生以降、状況が変わったと説明。特に日本と英国では平日と週末の差が見られなくなっていると指摘している。