保育園の休園について、東京都は「なるべく家庭で見ていただきたい」としているが、区によって対応はバラバラだ。23区で原則臨時休園を決めたのは8区のみで、足立区は原則休園としながらも、保護者が医療施設や警察・消防などに勤める世帯とひとり親世帯は登園を認めている。世田谷区の保育園では「保育が必要な人に対し休園することがないよう書面で要請があった」という。

保育士は「育休中の方は保育を休みにしてください。そうすれば保育士も交代で休みを取ることができます」「登園自粛してくれているのは、クラスに1人」と訴えている。つまり、多くの区で保育園はいつもと同じように運営されているということだ。

働かないと子供を食べさせられない

経済産業省の元職員、石川和男氏は「そりゃ当たり前ですよ。親が働くときには、だれかが面倒を見なくてはならない。介護も同じです。保育や介護の施設がシャットアウトされたら、働けなくなります。働けないと家計が持たない。補償があれば会社を休めるんですけどねえ」という。

犬山紙子(コラムニスト)「親たちは、仕事をお休みにして子供の命を守りたいという気持ちと、保育園を休みになってしまうと暮らしていくお金がなくなって子供の命を守れないと、分かれてしまっている状態」