Unicode Consortiumは4月8日(米国時間)、「The Unicode Blog: Unicode 14.0 Delayed for 6 Months」において、新型コロナウイルスの影響を受け、「Unicode Standard version 14.0」のリリースを2021年3月から2021年9月まで6カ月間延期することを決定したと伝えた。この遅延は新しい絵文字などに関連する仕様やデータにも影響するとされている。

Unicode Consortiumは遅延の理由として、Unicode Consortiumの運用方式を挙げている。Unicode Consortiumの運用はボランティアの努力に強く依存しており、ボランティアが新型コロナウイルスの対応にリソースを取られている現状では、通常通りのスケジュールでリリースを行うことは困難と判断したとしている。延期することが、ボランティアにとっても組織にとっても最善の選択と説明している。

The Unicode Blog: Unicode 14.0 Delayed for 6 Months

ただし、ICUとCLDRに関しては、最終的な機能セットは少なくなる可能性があるものの、6カ月ごとのリリースという従来のスケジュールはキープすることになるだろうしている。この2つのプロジェクトは以前からバーチャル会議によって運用されており、さらに独立性が高いことから、現在の状況の影響が少なく、従来どおりのリリースが可能だろうと説明している。

なお、2020年3月10日(米国時間)に発表された「Unicode Standard version 13.0」に含まれる絵文字に関しては、今回の遅延の影響は受けないとされている。ただし、これら絵文字はリードタイムなどの影響で、もともと2020年秋頃まではスマートフォンには表示されないことになっている。