4月12日、阪神競馬場で3歳牝馬クラシック第1弾・G戯花賞(芝1600m)が行なわれる。

 昨年の最優秀2歳牝馬レシステンシアが、断然人気だった3月7日のG競船紂璽螢奪彎沺丙綽澄深1600m)で3着に敗れ、やや混戦ムードが漂う今年の桜花賞。そんな中で筆者は、昨年のG轡▲襯謄潺坑咫陛豕/芝1600m)の勝ち馬リアアメリア(牝3歳/栗東・中内田充正厩舎)を本命に指名する。


昨年のアルテミスSを勝利したリアアメリア

 同馬は昨年、圧巻の内容でデビュー2連勝を飾った。2歳戦開幕の6月1日、この世代のJRA最初の新馬戦(阪神/芝1600m)では大きく出遅れながら、馬なりで徐々に進出。直線に入ってもほとんど追うことなく、あっという間に後続を8馬身突き放す圧勝だった。

 約5カ月後のアルテミスSでも、後方追走からやや行きたがる面も見せたが、直線で大外に追い出されると、そこから力強い伸び脚を見せて鮮やかな差し切り。着差は3/4馬身とそれほど大きくはなかったが、上がり3Fは33秒0という優秀な数字を計測した。

 その大物感溢れる内容から、続くG戯綽瀬献絅戰淵ぅ襯侫リーズ(阪神/芝1600m)では単勝1.8倍と圧倒的な1番人気だったが、いつものように後方追走も、伸びを欠いてまさかの6着に敗退した。敗因は、それまでの2戦よりペースが大幅に速く(1000m通過はアルテミスSより約3秒速い57秒5)、それに戸惑ったなど、さまざまな要因が考えられる。しかし、どんなに強いサラブレッドでも、レースの流れに乗れなかったり、気分が乗らなかったりすると力を出せないもの。デビューからの2戦でその実力の高さは証明しており、前走の敗戦は度外視したい。

 血統的にも強調材料は十分だ。父ディープインパクトの産駒は2011年マルセリーナ、2012年ジェンティルドンナ、2013年アユサン、2014年ハープスター、2019年グランアレグリアで5勝。G気任脇本ダービーと並ぶ最多勝で、勝率は15.2%という高い数字を誇っている。

 今回、リアアメリアは阪神ジュベナイルフィリーズ以来、約4カ月ぶりのレースになる。新馬戦や、その約5カ月後の2戦目で強い競馬をしているように、レース間隔が空くのは問題ないだろう。調整は滋賀県のノーザンファームしがらきで行なわれた。同場は昨年も、サートゥルナーリアを年明け初戦の皐月賞で勝たせたように、前哨戦を使わずにG気鮠,燭擦襯離Ε魯Δ呂任ている。昨年の桜花賞の勝ち馬グランアレグリアも年明け初戦で勝利しており、今年も同じパターンで優勝馬が出れば、ますますこの形がスタンダードになっていきそうだ。

 もう1頭挙げるとすれば、リアアメリアと同じディープインパクト産駒マジックキャッスル(牝3歳/美浦・国枝栄厩舎)を推したい。

 同馬は重賞勝ちのない1勝馬だが、サフラン賞(中山/芝1600m)、G轡侫.鵐織検治咫糞都/芝1400m)、G轡イーンC(東京/芝1600m)と、3戦連続2着を継続中。サフラン賞はチューリップ賞を勝ったマルターズディオサにクビ差、ファンタジーSは阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったレシステンシアに1馬身差、クイーンCはG卦都2歳S2着のミヤマザクラにクビ差と、強い相手に差のない競馬を続けている。

 力強い差し脚が最大の武器。上がり3F33秒4とメンバー中最速を記録した、前走のゴール前の伸びも目立っていた。脚質的にリアアメリアと被るが、マジックキャッスルの強みはハイペースでも結果を残している点だ。G汽譟璽垢聾靴靴づ験になることが多いため、早めに動いた馬が失速し、後方待機から一気の差し切りというシーンも十分あるだろう。

 母ソーマジックは2008年の桜花賞で、勝ち馬レジネッタから0秒1差の3着に入った実力馬。桜花賞に強い父ディープインパクトの血を借り、母の無念を晴らしたいところだ。 以上、今年の桜花賞は、リアアメリアとマジックキャッスルのディープインパクト産駒2頭に期待したい。