『ブラタモリ』で売り出して、夜のMCになり、今度は『おはよう日本』MCの和久田麻由子に追い出されて、朝のMCになった桑子真帆。相方の高瀬耕造が人気アナなので順調な滑り出しである。この人の声質は低めのアルトなので、実は夜の方が向いているのだが、毎日聴いていると落ち着いていて疲れない。態度もいい。『ブラタモリ』の時の、笑ってばかりいた彼女が成長したものである。

一方、大出世の和久田麻由子。『おはよう日本』のMC時代はのびのび生き生きしていて、爽やか朝の顔としてなじんでいた。ところが、3月30日の初日には、黒のシックなセーター(?)で、朝の顔とは大違い。緊張していたのではないかと思うが、ニコリともせず表情が強ばっている。と思ったら、大分慣れてきた近頃は、横の大人しい有馬嘉男を差し置いて、結構仕切っているのだ。

かつてのNHKは女性アナについては顔の造作が抜擢の基準みたいで不自然だった。古くは頼近美津子、田舎の広島から大抜擢で呼ばれて、ゴールデンアワーの音楽番組でピアノを弾かせられたりしたが、あまり利口でなかったのか、大物の後妻になった挙句、夫も失い、自分も若くして壮絶なガン死をした。美人薄命の言葉通り。

桑子と和久田とはそんな男目線にめげず、アナウンス技術を磨いて頑張ってほしい。2人が目立つので、朝の土日担当のMCたちは未だに名前も覚えられない。まあ、一緒に張り切ってやっておくれ。(放送2020年3月30日〜4月8日6時〜、3月30日〜4月7日21時〜)

(黄蘭)