楽天回線のeSIM対応製品が案内!Rakuten Mini以外は動作保証外

楽天モバイルは8日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線を構築して提供している携帯電話サービス「楽天モバイル」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )における「eSIM」の対応製品を案内しています。

同社が販売するオリジナルスマートフォン(スマホ)「Rakuten Mini」以外では、動作保証外ではあるものの、Apple製「iPhone 11」および「iPhone 11 Pro」、「iPhone 11 Pro Max」、「iPhone XR」、「iPhone XS」、「iPhone XS Max」、Google製「Pixel 4」および「Pixel 4 XL」としています。

なお、iPhone XR・XS・XS MaxはiOS 12.1以降としている必要があり、NTTドコモやau、SoftBankなどで販売されているSIMロックがかけられている製品については事前にSIMロック解除をしておく必要があるとのこと。

またあくまで2020年4月時点で確認が取れた製品であり、同社が販売しないことから動作保証をしないため、利用する場合は自己責任でとなります。利用はeSIMを申し込み、後日に届くQRコードにアクセスし、開通手続きを完了して使います。


eSIMは携帯電話の契約者情報が保存されている物理カードを必要とせず、オンラインで契約者情報をスマホなどの製品に書き込む仕組みで、オンラインで開通手続きができるため、SIMカードを差し替えたりする必要がなく、取扱が便利です。

楽天モバイルではeSIMに対応したRakuten Miniを販売しており、昨年10月から実施していた「無料サポータープログラム」から提供しており、4月8日にスタートした正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」でも申込時にeSIMが選択できるようになっていました。

一方、Rakuten Mini以外の動作については明らかにされていませんでしたが、以前に『楽天モバイルの「eSIM」がiPhoneで使えた!独自スマホ「Rakuten Mini」からeSIMを移行する方法を紹介【ハウツー】 - S-MAX』にて紹介しているように非公式に使えることが判明していました。


今回、動作保証外ではあるものの、公式にiPhone XSシリーズ以降およびPixel 4シリーズにて楽天モバイルのeSIMが利用できることが案内されました。なお、iPhoneシリーズでは楽天モバイルのeSIMを利用する場合にeSIMをインストールしただけでは使えない場合、iPhone上で楽天モバイルのeSIMのVoLTEを有効にする必要があります。

またデータ通信やテザリング(インターネット共有)を利用するには「設定」の「モバイル通信」から追加された楽天モバイルのeSIM回線部分の「モバイルデータ通信ネットワーク」にてアクセスポイント(APN)情報を登録する必要があります。APN情報はモバイルデータ通信とインターネット共有のところにあるAPNに「rakuten.jp」と入力します。




記事執筆:memn0ck


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