仏全土で厳格なロックダウン(都市封鎖)が実施される中、パリのオペラ座前をジョギングする人たち(2020年3月21日撮影)。(c)FRANCK FIFE / AFP

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【AFP=時事】フランスのパリ市は7日、新型コロナウイルス対策として取られているロックダウン(都市封鎖)の措置を市民に順守させる目的で、日中のジョギングを禁止すると発表した。

 パリ市では8日以降、午前10時から午後7時までの間は個人の屋外運動が禁止される。また、パリ以外の都市でも外出制限が強化される。

 フランスでは3月1日以降、新型コロナウイルスにより1万328人が死亡。うち7091人は病院で亡くなっており、ここ24時間では597人が死亡している。また、3237人は高齢者施設で亡くなった。

 仏保健当局トップのジェローム・サロモン(Jerome Salomon)氏は記者会見で、たとえ多少の減速がみられたとしても感染はいまだ拡大傾向にあり、ピークはこれからだとくぎを刺した。

 3月17日に発令された全国一斉のロックダウンは今月15日までの実施予定だが、政府高官からは解除は早すぎるとの声が上がっている。病院はすでに飽和状態で、殺到する患者の対応に追われている。

 クリストフ・カスタネール(Christophe Castaner)内相は各自治体に対し、必要に応じて移動制限をさらに厳格化するよう求めている。

 仏全土の外出制限ではこれまで、自宅から半径1キロ以内の単独での散歩やジョギングは生活に必須な外出目的に含まれるとして認められてきた。しかし春を迎えて暖かな陽気となり、パリでは先週末、警察のパトロール強化にもかかわらず、多くの市民が散歩やジョギングをしたり、グループで集まったりする様子がみられた。

 そのためパリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長とパリ警視庁のディディエ・ラルマン(Didier Lallement)長官は7日夜に声明を発表し、外出制限強化を表明した。

【翻訳編集】AFPBB News

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