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新型コロナウイルス(以下、中共ウイルス)に罹患した90歳のベルギー人の女性が、若い患者のために人工呼吸器を使ってほしいと医師に言い残した後に亡くなりました。自分の事よりも他の人のことを思って亡くなっていったそのおばあさんの死を思い家族は悲しみに暮れています。

ベルギー出身のスザンヌさんは、いつもと違って食欲がなく咳が出て息も苦しいので、娘のジュディスさんに連れられて病院に運ばれていきました。2020年3月20日Fox Newsがそれを報じています。その後、病院で検査した結果スザンヌさんは中共ウイルスの陽性反応が出ました。スザンヌさんは家族から引き離され、隔離されました。
 

スザンヌさんは2019年に肺炎にかかりましたが、無事回復し一人暮らしをしていました。隔離される前からスザンヌさんは隔離を真剣に受け止めていたそうです。隔離病棟に入る直前、スザンヌさんは娘のジュディスさんに「泣いてはいけないよ。できる限りのことはしてくれたんだから」と話しました。

ベルギーのオランダ紙「Het Laatste Nieuws」によると、検査の結果、スザンヌさんは酸素飽和度が低すぎることが判明し、人工呼吸器の使用を勧められたということでした。報道によると、彼女は医師に「私は人工呼吸器は使わないよ。若い患者のために譲ろうと思っているんだ。私はもう十分幸せな人生を送ってきたんだから」と言っていたそうです。

スザンヌさんは3月22日、病院の集中治療室に入ってからわずか48時間後に亡くなりました。スザンヌさんがどのようにしてウイルスに感染したのか、その感染経路については不明のままです。

母親の死を受けて、ジュディスさんはHet Laatste Nieuwsの取材にこう話してくれました。「母にさよならも言えませんでした。お葬式にも参列できなかったんです」

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ベルギー政府は、葬儀や火葬は「ごく親しい間柄で」のみ許可していますが、すべてのイベントはお互いに十分な距離を置いて行うこととなっています。また、ジュディスさんは母親経由でウイルスに感染し、現在も病院に隔離されたままです。

スザンヌさんの自分を犠牲にして人工呼吸器を譲ったという話に感動した多くのソーシャルメディアユーザーは、その思いやりを持った優しい心を持つスザンヌさんを追悼するコメントをオンラインで残しました。あるツイートのキャプションには 「すべての#ヒーローがマントを被っているわけではない!」と書かれています。

他のソーシャルメディアのユーザーも 「素晴らしい!この女性に敬意を表します。ご冥福をお祈りします」と付け加えました。

スザンヌの死以降も、ウイルス拡大への懸念がどんどん高まっています。中共ウイルスの大流行を受けて、人工呼吸器を必要とする患者の数があまりにも多いため、世界的に人工呼吸器の不足も問題になっています。

2020年3月16日にインペリアル・カレッジ・ロンドンが発表した報告書では、入院した患者の30%もの患者が機械式人工呼吸器を必要とする可能性があるとの試算が出ています。

人工呼吸器は患者の肺の酸素飽和度と空気の流れをコントロールするもので、より重度の中共ウイルス症状では、人工呼吸器の助けが不可欠になる可能性があります。世界中の数多くの企業が、需要の増加に応じて、病院や治療センター用の人工呼吸器の設計と製造に取り組んでいます。

BBCの報道によると、意外な企業が人工呼吸器の製造に参入しているようです。掃除機を製造する大手のダイソンもその一つで、注文に応じて1万台の人工呼吸器の生産を急ピッチで進めています。

また、技術者と研究者のチームは、同じ機械から同時に2人の患者の換気を可能にする機械式分割装置「ベンティル」を設計しました。

人命を救うため、新しい人工呼吸器を作るという同じ目標に向けて、設計者・研究者全員がたゆまぬ努力を続けています。

 

 

エポックタイムズ紙は、COVID-19という今回の肺炎の原因となる新型コロナウイルスを、中国共産党の隠蔽と不始末がウイルスの中国全土への拡散を許し、世界的なパンデミックを引き起こしたことから、「中共(CCP)ウイルス」と呼んでいます。


(大紀元日本ウェブ編集部)