iPhoneで文字を入力したり、Safariでネット検索をすると、以前検索したものが表示されますよね。これは検索履歴だったり、変換予測という機能によるものですが、便利な反面、人に見られるとちょっと恥ずかしいという人もいるはず。そこで、これらを削除する方法をご紹介しましょう。

知っていると案外役立ちます!

キーボードの予測変換を削除したい時

文字を打つときに、最初の一文字目を打つだけで、自分がよく打っているワードが予測変換の候補としてキーボードの上に表示されます。これって、文字を打つときにはそれなりに便利ではありますが、「このワードが誰かに見られるのは恥ずかしい……」という場合もあるかもしれません。

キーボードの上に表示されるワードが、予測変換によるもの。

そんなときは、予測変換をリセットすることができます。「設定」アプリを開き、「一般」<「リセット」<「キーボードの変換学習をリセット」をタップ。

リセットでは、さまざまな設定を出荷当時の状態に戻すことができます。

いつも画面を開くときに使っているパスコードを入力します。

パスコードを入力したら、変換学習のリセットができます。これで、予測変換がまっさらになりました。人に見られては都合が悪いワードがあるな……と思った時に、試してみましょう。

Safariのトップヒット機能が煩わしい時

Safariに「トップヒット」という機能があることをご存知ですか?Safariの検索欄に1文字目を入力すると、その文字からはじまり、さらに自分がよく検索しているサイトが表示される機能です。設定によっては、一文字目を入力しただけで勝手にそのサイトが読み込まれてしまうこともあり、それが煩わしいという声も多いよう。そのサイトを頻繁に見るつもりがなければ、余計な機能と言えそうです。

「a」と入力しただけで、勝手にトップヒットのサイトが表示されてしまいます。

そこで、設定アプリからトップヒット機能をオフにすることができます。

Safariの検索に関するさまざまな設定は、ここで行ないます。

「設定」アプリから「Safari」を開き、「トップヒットを事前に読み込む」をオフにします。こうすると、「トップヒット」で勝手にサイトが表示されることはなくなります。

Safariの検索ワードや履歴を消したい時

Safariで閲覧したページを削除したい時は、Safariを開いて、右下のブックマークをタップします。

右下のブックマークをタップ。

時計マークをタップすると、閲覧したページのタイトルが出てきます。ページ名を長押しして個別に削除することもできますが、一気に削除したい場合は、右下の「消去」をタップして削除することができます。

削除する範囲を「直近1時間」「今日」などから選ぶことができます。

消去すると、履歴はもちろん、Cookieを削除することもでき、不要なデータを整理することも。最近iPhoneの動きが鈍いな……と感じたら、この削除を行なうのもおすすめです。

もし、このような閲覧履歴の機能が必要ないという人は、「プライベート」モードに切り替えておきましょう。Safariを開いて、右下の二重の四角マークをタップ。

Safariを開いて、右下の二重の四角マークをタップ。

プライベートモードになると、検索バーが黒くなります。

左下の「プライベート」をタップすると、「プライベートブラウズモード」に設定できます。これで、Safariで閲覧したページは履歴に残らなくなります。友達や家族に借りて使うときは、このモードにしておくのもいいですね。

YouTubeの閲覧履歴をオフにする方法

YouTubeで何を視聴しているのかが分かる視聴履歴は、できれば他人にはあまり見られたくはないものです。人にiPhoneを貸す時などに、さっと履歴を消すことができるといいですね。

右上のアカウント名をタップします。

再生履歴や検索履歴は、設定から削除することができます。右上の自分のアカウント名をタップ。

「設定」から「再生履歴を削除」と「検索履歴を削除」を選択。

「設定」をタップして、「再生履歴を削除」と「検索履歴を削除」をそれぞれ選択して、削除をすることができます。YouTubeのホームに表示される動画は、この検索履歴や再生履歴から関連したものが表示されるので、ちょっと都合が悪い動画が表示されるようになったら、この履歴を削除しておくといいでしょう。

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検索履歴や予測変換は、思いがけずに自分のプライバシーが知られてしまう部分でもあります。もし、家族や友達などにiPhoneを貸す時などがあれば、履歴を消しておくといいかもしれませんね。

文/内田あり(女子部JAPAN(・v・))