FA、監督含むスタッフの給与削減へ…声明を発表「慎重かつ適切な措置を取りたい」

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 イングランドサッカー協会(FA)は6日、スタッフの給与を削減する方針を明らかにした。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、FAは「我々は大きな財政的影響を受けた」としてスタッフの給与を削減すると最高経営責任者(CEO)のマーク・ブリンガム氏の声明を発表。『スカイスポーツ』によると、これにはガレス・サウスゲート監督も含まれており、90万ポンド(約1億2000万円)ほどの減額を受け入れたようだ。

「イングランド代表、エミレーツFAカップ、ウェンブリーの試合が延期になったことで、我々はすぐに大きな財政的影響を受けました。それらがいつから再開するかの明確なスケジュールは現在のところありません。財政的影響の総額は約1億ポンド(約134億円)と予測されているが、政府の設定する期間によっては、1億5000万ポンド(約201億円)を容易に超える可能性があります」

「国内の他の多くの組織と同様、私たちは現在、この困難な時期の財務モデルを見直しています。予測不可能なこの時期に、FAと従業員を保護し、サポートするために、慎重かつ適切な措置を取りたいと考えています。私たちは、年収5万ポンド(約671万円)以上を受け取っているすべての従業員に対して、7.5パーセントの臨時減給を提案しています。また、より高い給料をもらっている人たちがより大きな責任を負うという精神に基づいて、上級管理職チームは給料を15パーセントカットすることに同意し、組織内で最も高い給料をもらっている人たちに関しては、最高で30パーセントの減給に同意しました」

「また、政府の一時帰休制度を活用も含め、この危機を乗り切る計画としてどのような選択肢があるのかを検討しています。現在は非常に困難な時期であり、私たちはこれらの選択肢を軽視しません。しかし、組織として私たちはお互いをできる限りサポートすることを約束します。この変化しやすい環境にスタッフが適応してきたことを、非常に誇りに思っています。彼らの仕事に対する献身性は放棄されておらず、彼らの継続的な勤勉さは素晴らしいものです。彼らの才能と情熱がこの組織をさらに高いレベルに押し上げ、私たちは彼らを支援し保護するためにできる限りのことをすることを約束します」