アントワープ、改めて川崎Fから三好康児の買い取りOP行使を公式発表! 新たに3年契約締結

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アントワープは6日、U-23日本代表MF三好康児(23)の買い取りオプション行使を正式発表した。新たな契約期間は2023年6月までの3年契約となる。

三好は川崎フロンターレのアカデミー育ちで、2015年にトップ昇格すると、2018年から北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスにそれぞれレンタル移籍。2019年夏にアントワープ入りが決まり、初の海外挑戦を果たした。

その今季、デビュー戦でいきなり決勝点を挙げる活躍を披露。昨年11月以降、ケガによる離脱を繰り返したが、ここまで公式戦15試合に出場して3ゴールを挙げ、最近の現地メディアで完全移籍の可能性を巡る報道が浮上している状況だった。

そして、アントワープは3月28日に発表していたが、その後に発表を削除。改めての発表となった。

また、川崎Fも公式発表。三好はクラブを通じてコメントしている。

「ご無沙汰しています。この度、ベルギーのロイヤルアントワープFCに完全移籍をすることになりました」

「アカデミーからプロ生活まで僕の人生の半分以上をフロンターレと過ごし、サッカーだけでなく1人の人間として育ててもらいました。ここ数年は複数クラブに移籍をさせてもらう中で関わったすべてのクラブ関係者の方々、そしてサポーターの方々がいなければ今の自分はいないと思います。本当に感謝しています」

「ただ、僕のホームはいつになっても川崎です。言葉だけでは感謝を伝え切る事は出来ないので、このご恩は色んな形で返していければと思います」

「今は世界中が大変な困難に直面していますがこの期間をみんなで手を取り合って乗り越えましょう。またサッカーが出来るようになった時により成長した姿を見せれるように僕も頑張ります」

ベルギー『Het Nieuwsblad』によると、120万ユーロ(約1億4000万円)程だという。

また、ベルギー・ジュピラー・プロ・リーグは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受けシーズンの終了を発表。アントワープはリーグ戦で4位で終了。カップ戦では決勝まで勝ち進んでおり、クラブ・ブルージュとの決勝に勝利すればヨーロッパリーグのグループステージから出場することとなる。