エイプリルフールだったきのう1日(2020年4月)、新型コロナウイルスの感染拡大に乗じたデマ情報がSNS上で拡散されないか、目を光らせていた東京都内の情報サービス会社を上路雪江リポーターが取材した。

「スペクティ」はSNSに投稿された事故や災害などの危機情報を、自治体や企業などに配信するサービスを行っている。AI技術を駆使してネット上の情報を抽出し、専門のスタッフが真偽をチェックしている。

上路リポーター「すごい数のモニターが並んでいますね」。代表取締役CEOの村上建治郎さんは「4月1日は、ジョークを含めていろいろなものが上がってくるので、厳戒態勢を強めています」と話していたが、作家の乙武洋匡さんら多くの有名人が前日までに「コロナ関連のうそだけはやめにしませんか」などと呼びかけたせいか、目立ったデマはなかったという。

妙に具体的で拡散呼び掛ける情報はデマ

新型コロナ関連のデマ情報はいろいろ出回っている。「バナナを食べると新型肺炎にかかる」「コロナウイルスが水道や下水道に付着して、健康に悪影響を与える」「温かい塩水や酢を薄めた水でうがいすると、ウイルスが完全になくなる」「26〜27度のお湯でウイルスを殺せる」。これらはすべて、根も葉もないウソだ

つい最近、数多く拡散されたのが「3月29日に緊急事態宣言が出され、4月1日から東京がロックダウンされる」という情報だ。「銀座高級クラブE店に通う某政治家が酔った勢いで暴露」「銀行凍結も考えられるので、現金を手元に置いておいた方がいい」などとまことしやかに伝えられた。

「スペクティ」取締役COOの根来諭さんは「妙に具体的だったり、政治家など権威があるものによるという形になったりしているのが、デマの特徴です」と説明する。拡散を強くすすめるのも特徴の1つだ。

小林麻耶(TBS元アナウンサー)「私もだまされてお湯を飲んでいました。医療関係に詳しい方からメールをもらって信じてしまいました。4月1日ロックダウン説は、(情報元が)自衛隊バージョンと議員バージョンがありましたね」

キャスターの立川志らく「愉快犯です。しっちゃかめっちゃかにして喜んでいる。質が悪いですね」

犯罪として取り締まれるはずだが。