企画展「大江戸歳事記」すみだ北斎美術館で - 北斎らの作品約120点で見る“江戸の年中行事”

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企画展「大江戸歳事記」が、東京・すみだ北斎美術館にて、2020年6月30日(火)から8月30日(日)まで開催される。なお、当初は4月21日(火)から6月14日(日)までの会期を予定していたが、延期となった。

“江戸の年中行事”をテーマに

正月や端午の節句、七夕など、1年のなかには四季折々の行事が存在し、人びとの生活にリズムを与えている。それは江戸時代にあっても同様で、人びとは1年の平穏無事などの祈りを込めて年中行事を行ってきた。「大江戸歳事記」は、そうした年中行事がテーマ。江戸時代の絵師・葛飾北斎やその門人たちが描いた作品約120点を通して、当時の風俗を紹介する。

江戸の暦に合わせて行事を紹介

江戸時代には、現代の太陽暦とは異なる暦を使用しており、暦と季節の関係が現代とは異なる。本展では、当時の暦に合わせて四季折々の行事を紹介。正月に各家にやって来る芸人・万歳(まんざい)を描いた「万歳図」は、北斎壮年期の作品だ。門松を配することで奥行きを持たせた画面に、烏帽子を被った太夫と、鼓を持った才蔵の2人を描いている。

また、葛飾応為の手による『女重宝記』の「たなばたまつり」は、秋の行事・七夕を主題にした作品。王朝風の女性が七夕の飾り物をする様子とともに、琴といった細部の描写にも着目したい。

ほかにも、春の雛祭に合わせた大山北李の「享保雛図」や、秋の行事・重陽にちなんだ葛飾北斎の「菊慈童」、さらに『北斎漫画』からは節分のひと幕などを展示。四季折々の年中行事にふれられる。

行商などの風俗を描いた作品も

さらに四季折々の行事に加えて、季節ごとに現れる行商などの風俗を描いた作品も。正月の宝船売りや端午の菖蒲売りなど、それぞれの月にまつわる物売りを描いた蹄斎北馬の「十二か月物売図」などを展示する。数々の浮世絵を通して、江戸の1年や当時の生活を身近に感じられるだろう。

展覧会概要

企画展「大江戸歳事記」
会期:2020年6月30日(火)〜8月30日(日)
前期 6月30日(火)〜8月2日(日)/後期 8月4日(火)〜8月30日(日) ※前後期で一部展示替えを実施
※当初は2020年4月21日(火)〜6月14日(日)の会期を予定していたが、延期しての開催
会場:すみだ北斎美術館
住所:東京都墨田区亀沢2-7-2
休館日:月曜日、8月11日(火) ※8月10日(月・祝)は開館
開館時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)
観覧料:一般 1,000円、高校生・大学生・65歳以上 700円、中学生 300円、障がい者 300円、小学生以下 無料
※本展のチケットで、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめすべての展示を観覧可
※前売券は当面の間販売なし。
※団体受付は当面の間休止。
※来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと

【問い合わせ先】
TEL:03-6658-8936(9:30〜17:30 休館日のぞく)
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