「恋愛しているときには、MACOの曲を聞いてほしい」恋愛ソングの女王シンガーソングライター・MACOにインタビュー♡

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2014年のメジャーデビュー以降、10〜20代の男女から人気を集めるシンガーソングライターMACOさん。そんなMACOさんの新曲『桜の木の下』とカバー曲レミオロメンの『3月9日』が現在放送中のAbemaTVドラマ「僕だけが17歳の世界で」にて挿入歌として起用中。

新曲の話や、曲作りの話、今まさに準備中の5周年&バースデーツアーについてお話してもらいました!

「桜の木の下」は芽衣ちゃんの気持ちを想像して作詞・作曲

――新曲「桜の木の下」はどんなことをイメージして書いた?
タイトルにもなっている「桜の木の下」が「僕だけが17歳の世界で」のドラマの中のキーワードになっているので、タイトルからすぐに決めました。あとは、企画書を読みながら芽衣の航太に対する気持ちを想像しながら、戻ってきてくれて嬉しいけど、また居なくなってしまったら、という切ない関係を思って詞に表現しました。

――ドラマで使われることは最初から決まってたんですね。
そうです。最初、台本になる前の企画書をいただいて、どんなシーンで使われるか想像しながら書きました。

――今回の曲は作曲もしているんですよね。作曲はどんな感じでしたの?
「こんな曲にしよう」とは思わず、寝るまえに降りてきて、ボイスメモにメモしました。ドラマの中で流れたのを見て、思った以上にマッチしていたので安心しましたね。

――自分の曲がドラマで使われたのを見てどう思った?
純粋に嬉しかったですね。映像に没頭している中で流れて「この曲誰が歌ってるんだろう」って思ってもらえるのが光栄だなって。でも、挿入歌なのでいいところで終わっちゃうので、発売日にフルで聞いてほしいです。絶対!(笑)

――聞いてほしい気持ちが、すごい気持ちが伝わってきます(笑)。
1曲を通してどうしようもできない運命を表現したつもりなんですね。だから最初から最後まで聞いてほしくて。
聞く人によっては、好きな人に対する思いだったり、大切な人の側にいることを想像すると思います。人間って幸せがいつか無くなってしまうんじゃないかっていう不安感が隣り合わせにいると思うんです。そういう部分って誰しもあるのかな、と思うのでその気持ちを重ねて聞いてほしいですね。

もしもう一度会えるなら…自然と思い返したのはお父さんのこと

――「桜の木の下」の中で気に入っているフレーズがあれば教えてください!
2番のサビの部分「あなたの記憶で私は生きられるのです」っていうのは最後の最後まで粘って作りました。記憶って嬉しかったことは色濃く残っていくし励みになるので、ここにはいろんな“記憶”の意味を込めました。

――ドラマでは、もう会えないと思っていた人に会えちゃうわけですが、MACOちゃんがもう会えないけど、会いたい人って誰?
お父さんですね。当時は本当に悲しくて、立ち直るのにもかなり時間がかかったし。「タイムマシンができたなら」っていうエッセイを書いたくらいなので。失ってから「こうすればよかったな」って後悔がたくさん出てきて…今回も歌いながらお父さんのことが頭にちらつきました。

卒業ソングの定番「3月9日」のカバーにも挑戦!

――今回のドラマではレミオロメンさんの「3月9日」のカバーもしてますが、カバーはどんな気持ちで歌いましたか?
自分が中学生くらいのときから卒業ソングの超定番だったし、(レミオロメンのボーカルの)藤巻さんのバージョンがすごい好きだったのでお話をいただいたときは嬉しかったんですよね。慣れ親しんだ曲ですけど、男性の曲なのでキーも歌い方も難しくて苦戦しました。

――ファンの方はどんな反応ですか?
意外にあたたかい言葉をいただけることが多くて、嬉しかったですね。「まこちゃんの3月9日すごいいいね」って褒めてもらったのを全部ストーリーにシェアしちゃいましたもん。

2019年でデビューから5年「ラブソングといえばMACO」と思ってほしい

――デビューから5年経って、変わったことはありましたか?
恋愛の曲をずっと描き続けてきたことは変わらないですけど、昨年はレコード会社を移籍して「タイムリミット」っていう普段とはテイストの違う曲を出したという意味ではちょっとした変化というか、殻を破ったかなと思っています。でも、気持ちは何の変りもなく「もっともっと上に行けたらいいな」って常に思っています。

だから、今たくさんのアーティストの方がいる中で、恋愛していて、辛いときとか悲しいことがあるときには、MACOの歌を聞いてと思います。「ラブソングといえばMACO」みたいなね!(笑)

――曲作りってどうやって作っているんですか?
基本的に自分本位で「こんな曲を書きたい」「伝えたい」って思って書くことがほとんどですね。

――去年は台湾・上海でもライブをしましたが、海外でのライブはどうでした?
お客さんがとにかくアツかったですね!みんなすごい勉強熱心で日本語でたくさん歌ってくれたので、このライブに来てくれたチャンスに賭けているんだよっていう気持ちが伝わってきました。新鮮でしたね。

――2020年の初めには、初めてのアコースティックツアーもやりましたね。どうでしたか?
本当に空間が変わるんだなって肌で感じました。でも、お客さんが「アコースティックだから」って構えちゃうのはよくないって思ったので、ギャー!とはならないけど、MCではMACOらしく。そうすることで、ちょっとずつ客席のボルテージが上がっていくのが感じてよかったです。そしてリラックスしながら私自身楽しめたのでよかったですね。

2020年はファンに恩返しできるような1年にしたい!

――最後に2020年はどんな年にしたいですか?
毎年、アニバーサリーや誕生日になるとファンの方がSNSで祝ってくれるのがうれしいので、これからやる予定の5周年&バースデーツアーでは、ありがとうの気持ちを込めて、恩返しになるような特別なものにしたいですね。あとは、初心を思い出させるようなものにしたいです。

――最後に109ニュースの読者に向けて、今回の楽曲の聞き所をお願いします!
とりあえずドラマを見ている子は絶対に聞いてください!(笑)
あと、私なんの曲でもいうんですけど、好きな人でも親でも友達でも、曲を聞いたら思い浮かぶ人っていると思うんですよね。そんな人たちを大切に思う気持ちを持ちながら「桜の木の下」は聞いてほしいです。「3月9日」は新しい気持ちで聞いてほしいですね!

<Photo:Tatsuhiro Haraji>