斎藤道三の剃髪姿
 - (C)NHK

写真拡大

 現在放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時〜ほか)の斎藤道三役で話題沸騰の本木雅弘。28日、半年間にわたって本木に密着した「プロフェッショナル仕事の流儀 本木雅弘スペシャル」が放送され、番組内で道三の剃(てい)髪姿のビジュアルが公開された。

 「麒麟がくる」で、主人公・明智光秀(長谷川博己)の主君で美濃の守護代・斎藤道三を演じる本木。道三は天才的な軍事力と狡猾な政治力を併せ持ち、“マムシ”の異名をとる武将。第二回「道三の罠(わな)」では娘・帰蝶(川口春奈)の婿・土岐頼純(矢野聖人)を暗殺する場面があり、凄み漂う怪演が絶賛された。

 その本木のロンドンでの休日から、テレビ初公開となる東京の自宅までを捉えた「プロフェッショナル仕事の流儀 本木雅弘スペシャル」では、最新の特殊メイク技術を駆使した剃髪のビジュアルもお披露目。本木がコメントを寄せた。

 「世の中のみなさんがイメージする入道姿の斉藤道三に、ようやく変貌することができました。なんだか、さなぎから出た蝶のような気分です。これから、ますます道三パワーを巻きちらしていきたいと思っています! この坊主頭は、最新のラテックスを使った特殊メイクの技術で、テレビの時代劇としては初! の導入となったのが今回の大河ドラマだそうです。増量したヒゲをつける時間も含めて毎回3時間かかっています。多少の老けメイクも施されていますが、監督さんからは「にもかかわらず、あくまでも精気を失わない道三でいてほしい」との指示をいただき、一筋縄ではいかない道三に磨きをかけました!!ちなみにこの特殊メイクは落とす作業も1時間以上かかります(泣)。誰よりも早い入り時間が連日続いた時もあり、ロケの撮影日は、日の出前から準備し、その日1日“頭の中だけサウナ状態”で過ごすのは結構悲惨でした、、(泣笑)このささやかな影の苦労が報われるよう、みなさん「麒麟がくる」を、引き続き見守っていただけますと有り難く思います。。。」

 剃髪した道三は、4月26日放送の第15回より登場する。(編集部・石井百合子)