Web会議から飲み会まで拡大へ! Zoomによる在宅ワークの基本とおさらい

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新型コロナウイルス感染症の影響により、企業における在宅ワークが一気に普及したような印象があるが、実状はそう簡単ではない。
パーソル総合研究所の調査によると、正社員における在宅ワークの実施率は13.2%と、だいたい8人に1人が利用しているに過ぎない。さらにテレワークを実施していない人のうち、「希望しているができていない」という人は33.7%もいる。

在宅ワークは必要で実施したいと考えていても、実際に利用するにはノウハウが足りていないという企業もまだ多いのだ。
一方、事務職や編集、ライターなどのデスクワークがメインの職種では、ネット環境さえあれば、どこでも仕事ができるため、積極的に在宅ワークを取り入れたいと考えている企業や人も増えている。

そこで今回は、Zoomによる在宅ワークの始め方を再確認してみよう。


■企業がWeb会議にZoomを選ぶ理由
在宅ワークでスタッフとのコミュニケーションをとるため、Web会議にZoomを使う企業がある。

Zoomのメリットは、
・導入や利用がしやすい
  参加者はアプリにIDを入れるだけでよい。
・利便性がよい
  資料や操作の映像を共有できる
・対応機種が多い
  パソコン、タブレット、スマートフォンに対応している
・セキュリティーが高い
  SSL暗号化、AES 256ビット暗号化をサポート
この4点だ。

ここからはZoomの特徴をもう少し詳しくみてみよう。

Zoomは、導入や利用がしやすい。
・ホスト(主催者)が用意したURLにアクセスする
・パーソナルミーティングID(PMI)を入力する
参加者は、いずれかですぐにWeb会議に参加できる。ユーザー登録の必要がない。

またZoomでは、資料や情報を共有しやすい。
プレゼンテーションなどの資料を見せながら解説したり、実際にパソコンを操作する画面を見せたりと、Zoom画面上での映像共有もできる。


Zoomであれば、パソコンの画面で資料を見せながらWeb会議を行える。


Zoomは、対応環境が広い。
Windows、Mac、iPhone / iPad、Androidスマートフォン /タブレット、Ubuntu、Kindle Fire HD、BlackBerryなど、対応デバイスも多い。

Zoomのセキュリティーは安心。
・SSL(セキュアソケットレイヤー)暗号化
・AES 256ビット暗号化
この2種類をサポートしており、企業でも安心して使用することができる。


iPhoneのZoomでWeb会議に参加してみた。ホストのデスクトップ画面が表示されている。


そんなZoomには、有料版と無料版の2種類がある。
○有料版
・プロ
2,000円/月 小規模チーム向け
100人まで参加可能(オプションで最大1,000人まで)。ミーティングの時間は24時間に制限。

・ビジネス
2,700円/月 中小企業向け
300人まで参加可能(オプションで最大1,000人まで)。

・企業
2,700円/月 大企業向け
500人まで参加可能(エンタープライズプラス1,000人まで)。無制限のクラウド保存。


○無料版
・100人まで参加可能
・グループミーティングは1対1まで無制限。3人以上は40分


■Zoomを試す 接続は簡単
Zoomのパフォーマンスを確認してみよう。
自宅のパソコンとスマートフォンで体験してみた。

主催者側
主催者(ホスト)となるWindowsパソコンでは、Zoomのホームページ(https://zoom.us)からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてインストールして起動する。
サインインを求められるので、GoogleやFacebookのアカウントでサインインすればよい。
10桁のパーソナルミーティングID(PMI)を割り振られるので、メールで参加者にPMIを知らせる。


主催者は参加者にパーソナルミーティングID(PMI)を知らせればよい。



参加者側
iPhoneやiPadはApple Storeから、AndroidスマートフォンはGoogle PlayからZOOM Cloud Meetingsを入手して起動する。「ミーティングに参加」ボタンを押して、ミーティングIDに、主催者から教えてもらったPMIを入力すればよい。


iPhoneでは、Zoomアプリを起動してパーソナルミーティングID(PMI)を入力するだけだ。


○テストデバイス
・Windowsパソコン
・iPhone
・iPad mini
・Androidスマートフォン

インターネットの回線は、1Gbpsの光回線を使用したが、いずれのデバイスも簡単に接続ができた。


筆者は、仕事で何回かZoomによるWeb会議を経験しているが、動画や音声の遅延がなく、ほぼリアルタイムにやり取りができている。最近の打ち合わせは、「Zoomでやりましょう」が合い言葉になるぐらいだ。


iPhoneで主催者のWindowsパソコンのデスクトップを表示してみた。



実は、Zoomが注目されているのは在宅ワークのWeb会議だけではない。
今、注目を浴びているのが「Zoom飲み会」というものだ。
メリットは、
・居酒屋へ足を運ぶ必要がない
・お金をあまり掛けないで飲める
・ほかの客を気遣う必要がない
・誰でも気軽に開催できる
この4点だ。

一般的な飲み会は居酒屋まで移動するのに時間がかかるし、往復の交通費もかかる。
また移動に公共交通機関を使う場合、新型コロナウイルス感染のリスクもある。
Zoomを使えば、移動の時間や交通費、感染の心配もない。

居酒屋などのお店では、ほかにも客がいる手前、周囲に気を遣う必要がある。
会食で夜遅くなれば、家族の心配も膨らむ。
また会食の予定にあわせるのは、精神的なストレスもかかる。

Zoom飲み会は、在宅でできることから、これまでの飲み会にありがちなマイナス面がない。
さらに部屋着やスッピンでも、ビデオをオフにすればできるので、リラックスして参加することもできるというわけだ。

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ITライフハック 関口哲司