イタリア・ローマのバチカンとの境界付近でハトやカモメに餌をやるホームレスの人(2020年3月25日撮影)。(c)Filippo MONTEFORTE / AFP

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【AFP=時事】イタリアで新型コロナウイルスの感染者増加率が25日、4日連続で減少したことが明らかになった。長期の厳格な封鎖がパンデミック(世界的な大流行)に有効であることを示す新たな証拠だ。

 保健当局によると、新たな死者は683人、感染者は5210人。累計では死者は7503人、感染者は約7万5000人。感染者の増加率は前日比7.5%と、これまでで最小を記録した。死亡者数は依然として高止まり状態にあるが、先週末に達した比較的狭い範囲内で推移している。

 イタリア全土は2週間以上にわたり、ほぼ全面的な閉鎖状態に置かれている。その結果、今後長期間イタリアは深刻な景気後退に陥るとみられている。

 米大手投資銀行のアナリストらは、今週明らかになるイタリアからの証拠によって、米国の多くの地域が今後、「イタリアがとった道筋からそれるのか、あるいはそれに倣うのか」の判断が下される可能性があると述べた。

 世界保健機関(WHO)のラニエリ・ゲラ(Ranieri Guerra)事務局長補はイタリアのラジオ、ラディオ・カピターレ(Radio Capitale)に対し、「(感染者の)増加率の低下は極めて明るい」兆しだとして、「(イタリアの)措置が正しかったことは間違いないと思う。初動はやや遅れたかもしれないが、それは理解できる」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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