ストライダーズ(9816)、株主優待を改悪して、200株 保有時の優待利回りが6.8%⇒3.4%に!「とらふぐ専 門店」の優待券は廃止も、今期から「復配」の見通し

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 株式会社ストライダーズが、株主優待を変更することを、2020年3月17日に発表した。

 ストライダーズの株主優待は、毎年3月末と9月末時点に実施されており、従来の内容は「200株以上を保有する株主に、保有株数に応じて『自社グループホテル利用券(『成田ゲートウェイホテル』『倉敷ロイヤルアートホテル』で利用可能)』と『とらふぐ料理専門店・関門海の優待券』を贈呈」というものだった。

 変更後は「とらふぐ料理専門店・関門海優待券」の贈呈が廃止されて、「自社ホテルグループ利用券」のみの贈呈となる。

 変更の理由は「安定的な剰余金の配当による株主還元を行う方針に変更し、2020年3月期から、利益還元としての株主配当を実施できる状況にあると判断し、2020年3月末日現在の当社株主を対象に復配をすることを決定いたしましたので、それに伴い、当社株主優待制度の内容を変更させていただくこととしました」とのことだ。

 実際、ストライダーズは株主優待の変更と同時に、2020年3月期の期末配当(年間配当金)の予想を「無配」から「未定」に修正。具体的な配当金額は不明だが、配当を実施するのは確実なようだ。

 ストライダーズの株主優待の変更は、2020年9月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。2020年3月末の株主優待については、変更前の内容で実施される。

ストライダーズの株主優待制度の変更前と変更後

(変更前)
基準日 保有株式数 株主優待内容
3月末・
9月末
200株以上
500株未満
◆自社ホテルグループ利用券(1000円分)×年2回
◆「関門海」優待券(1000円分)×年2回
500株以上
1000株未満
◆自社ホテルグループ利用券(3000円分)×年2回
◆「関門海」優待券(2000円分)×年2回
1000株以上 ◆自社ホテルグループ利用券(5000円分)×年2回
◆「関門海」優待券(3000円分)×年2回
(変更後)
基準日 保有株式数 株主優待内容
3月末・
9月末
200株以上
500株未満
自社ホテルグループ利用券(1000円分)×年2回
500株以上
1000株未満
自社ホテルグループ利用券(3000円分)×年2回
1000株以上 自社ホテルグループ利用券(5000円分)×年2回
備考 ※「自社ホテルグループ利用券」は、「成田ゲートウェイホテル」か
  「倉敷ロイヤルアートホテル」で利用できる。

ストライダーズの株主優待利回りは?

 ストライダーズの2020年3月24日時点の終値は292円なので、株主優待利回りは以下のようになる(※株主優待は年2回、受け取るものとして算出)。

【変更前】
(200株保有の場合)
投資金額:200株×292円=5万8400円
優待品:「自社グループホテル利用券」と「とらふぐ料理専門店の優待券」の合計で4000円相当
優待利回り=4000円÷5万8400円×100=6.84%

(500株保有の場合)
投資金額:500株×292円=14万6000円
優待品:「自社グループホテル利用券」と「とらふぐ料理専門店の優待券」の合計で1万円相当
優待利回り=1万円÷14万6000円×100=6.84%

(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×292円=29万7200円
優待品:「自社グループホテル利用券」と「とらふぐ料理専門店の優待券」の合計で1万6000円相当
優待利回り=1万6000円÷29万7200円×100=5.38%

【変更後】
(200株保有の場合)
投資金額:200株×292円=5万8400円
優待品:「自社グループホテル利用券」2000円分
優待利回り=2000円÷5万8400円×100=3.42%

(500株保有の場合)
投資金額:500株×292円=14万6000円
優待品:「自社グループホテル利用券」6000円分
優待利回り=6000円÷14万6000円×100=4.10%

(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×292円=29万2000円
優待品:「自社グループホテル利用券」1万円分
優待利回り=1万円÷29万2000円×100=3.42%

 ストライダーズの株主優待は、今回の変更で「とらふぐ料理専門店・関門海優待券」が廃止となり、「自社ホテルグループ利用券」のみに。この変更によって株主優待利回りは大幅にダウンしてしまった。しかも、「自社ホテルグループ利用券」が使えるのは「成田ゲートウェイホテル」か「倉敷ロイヤルアートホテル」のみに限られており、「とらふぐ料理専門店・関門海優待券」が店舗で利用できるだけでなく、オリジナル商品との交換も可能だったことを考えると、株主優待の利便性や価値は大幅に悪化したと言えるだろう。2020年3月期の期末配当(年間配当金)の「復配」を見込んでいるものの、「とらふぐ料理専門店・関門海優待券」の廃止分を補うほどの配当が出るかどうかは不透明だ。
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 なお、ストライダーズは、投資事業や不動産事業、ホテル運営などを手掛ける企業。2020年2月12日に発表した2020年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高110億円、営業利益2億6500万円、経常利益2億8500万円、当期純利益は1億6500万円。新型コロナウイルスの感染拡大により、ホテル事業については失速が懸念されるが、不動産事業における管理戸数が高水準を維持。不動産売買取引も順調。

■ストライダーズ
業種コード市場権利確定月
不動産業9816JASDAQスタンダード3月末・9月末
株価(終値)必要株数最低投資金額配当利回り
292円200株5万8400円
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※株価などのデータは2020年3月24日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。