小池百合子都知事はきのう23日(2020年3月)、新型コロナウイルスの感染拡大に関して、「この3週間が、オーバーシュート(感染者の爆発的増加)が発生するか否かの大変な重要な分れ道。ロックダウン(都市封鎖)など強力な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性もある」と警告した。

東京都の発表によると、きのうの都内の感染者はこれまで最多の16人。このうち5人がそれぞれオランダ、イタリア、フランス、フィリッピン、カナダから帰国した人だ。これで都内の感染者は154人となった。

外国帰りの人がどんどん感染を増やしている

また、国の専門家対策班の試算によると、「今後2週間余で東京の感染者が500人以上に増加する可能性がある」という。

小池知事が強調したのは、「世界各国でロックダウンをしているところから帰ってくる人が多くなっている。こうした人が起点となり、クラスター(感染集団)が形成される恐れがあり、オーバーシュートが発生しかねない」という点だ。

そして都民に対し、「きょう(23日)から3週間、4月12日(2020年)まで、換気の悪い密閉空間、多くの人が密集する所、近距離での会話、この3つの重なる場所、例えばライブハウス、クラブ、スポーツジムなどの施設の利用、イベントの自粛について引き続き協力してもらうよう強くお願いします」と訴えた。

司会の小倉智昭「小池知事の話を聞いていると、この3週間が分岐点になる、最悪の場合はロックダウンになるという。東京でそんなことが可能なのでしょうかね」

昭和大学医学部特任教授の二木芳人氏は「大阪−兵庫間の往来自粛のケースよりは少ないと思いますが、リスクがあることは確かだと思います。」

小池知事は4月12日までと言っていたが、5月30日予定の足立区花火大会は早くも中止した。担当者は「屋外のイベントだが、大勢が電車・バスで移動するので感染リスクを考慮した」といっている。

二木氏は「この3連休、繁華街や行楽地に随分人が出ていたり、大きなイベントがあったり、人々の気持ちに少しゆるみが出たのか。そうしますと、この2、3週間はリスキーかなとみています」と指摘する。