宿泊料は労働で!さくらんぼの産地・山形で新たな農泊プランが登場

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初夏を代表するフルーツといえば、さくらんぼ。

さくらんぼの産地としても知られる山形県内で、県内最大級の広さを誇る王将果樹園などを運営する「やまがたさくらんぼファーム」では、「農業体験をした時間」を宿泊料に充てる新たな農泊プラン「体“換”農泊」が登場する。

農泊とは?

農泊とは、農山漁村において、日本ならではの伝統的な生活体験と農村地域の人々との交流を楽しみ、多様な宿泊手段により旅行者にその土地の魅力を味わってもらう「農山漁村滞在型旅行」のこと。


今回の農泊プランは、離農した農家の自宅を活用した研修棟「やまさくハウス」に宿泊しながら、農作物の収穫を行うもの。

さくらんぼやラ・フランスなどの果物の収穫や、果樹園の管理作業・果物の箱詰め・出荷作業などを体験でき、農業体験をした時間が、参加者の宿泊料に充当される仕組みとなっている。

素泊まり1泊(食事なし)につき、約4時間の農業体験が目安となっており、1週間の滞在で休息日を3日ほど含めることも可能だ。

近隣観光や地域の人との交流も


休息日には、果樹園内を散歩したり、温泉巡りなどの観光をしたりするのもおすすめ。

また、芋煮会などを通じて地域の人たちと交流するなど、働くばかりではなく、その地域ならではの文化に親しむ経験もできそうだ。

さくらんぼ収穫期の労働力不足を解消するアイデア


さくらんぼの収穫期である5月〜6月には、労働力が不足する課題があるという。

今回の「体“換”農泊」プランは、果樹園の隣に宿泊して田舎暮らしを実感してもらう体験と、さくらんぼを収穫するための労働力の確保を両立するためのアイデアを実現したもので、参加者にとっても果樹園にとってもうれしいプランだ。

参加募集は、4月1日(水)より「やまがたさくらんぼファーム」の公式ホームページにて開始予定。

お得な気分になれて収穫体験もでき、労働力不足に貢献できる新しい農泊のカタチを、この初夏にぜひ経験してみては。

■「王将果樹園」
住所:山形県天童市川原子1303