好パフォーマンスを見せた札幌FW鈴木武蔵

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[3.21 練習試合 鹿島2-4札幌 カシマ]

 鹿島アントラーズと北海道コンサドーレ札幌が21日に県立カシマサッカースタジアムでトレーニングマッチ(45分×2本)を行い、アウェーの札幌が4-2で逆転勝利を収めた。

 同試合は新型コロナウイルスによるJリーグ開催延期期間を利用し、一般非公開として実施。『DAZN』でライブ配信され、解説は鹿島OBの中田浩二氏、札幌OBの河合竜二氏が務めた。

 鹿島は4-2-3-1の布陣でスタート。GKクォン・スンテを最後尾に据え、4バックには右からDF広瀬陸斗、DF犬飼智也、DF町田浩樹、DF永戸勝也が入った。中盤はMF三竿健斗とMF小泉慶がダブルボランチを組み、右サイドハーフは高卒ルーキーのMF荒木遼太郎、左は名古屋から加入したMF和泉竜司。前線もトップ下がFWファン・アラーノ、1トップがFWエヴェラウドと、いずれも新戦力が起用された。

 対する札幌は3-4-2-1のフォーメーション。GK菅野孝憲がゴールを守り、3バックは右からMF駒井善成、大卒ルーキーのDF田中駿汰、DF福森晃斗が担った。また、ウイングバックは右にMF白井康介、左にFW菅大輝が入り、ダブルボランチはMF荒野拓馬と大卒ルーキーのMF高嶺朋樹が担当。前線のトライアングルは2シャドーにMFチャナティップとFW鈴木武蔵、1トップにFWアンデルソン・ロペスの組み合わせとなった。

 無観客により、ピッチ上で選手たちの声やボールの音が響く中、鹿島は荒木がフリーランでスペースを生み出し、エヴェラウドをフィニッシャーに好機を作るが、得点には結びつかず。一方の札幌もサイド攻撃や福森のプレースキックなどからゴールを襲ったものの、スコアレスで前半終了。また、終盤に荒野が右足を痛めてピッチを退き、後半開始からMF深井一希が投入された。

 試合が動いたのは後半4分。鹿島が高い位置からプレッシャーをかけると、流れたボールに反応した三竿がダイレクトで縦パスを送る。受けたファン・アラーノがPA内左でDFとの1対1から右足でシュートを放ち、ゴール右に流し込んだ。

 ビハインドを負った札幌は後半18分に同点に追いつく。PA右外の白井が左足で高精度のクロスを供給。ファーで広瀬に競り勝った鈴木が豪快に頭で叩き込み、1-1とした。

 鹿島はその2分後の後半20分に右CKを獲得。キッカーのファン・アラーノが右足でアウトスイングのクロスを入れると、PA内中央の町田が下がりながらヘディングで合わせ、GKクォン・スンテの前の荒木が避けたボールがゴール左に吸い込まれる。直後に笛が鳴ったが、主審と副審が協議した結果、鹿島の勝ち越し点が認められた。

 だが、試合はこれで終わらない。札幌の鈴木が後半31分に力強いドリブル突破からPA手前左でFKを獲得。同33分、自らキッカーを務めた鈴木が右足で強烈なシュートを打ち込むと、途中出場のMF遠藤康に当たったボールがGKクォン・スンテの逆を突く形でネットを揺らす。記録はオウンゴールとなり、札幌が2-2と試合を振り出しに戻した。

 続けて後半43分、左サイドの菅がハイクロスを送り、逆サイドに流れたボールを拾った途中出場MFルーカス・フェルナンデスが右足でクロス。同じく途中投入のFWジェイがドンピシャのヘッドでゴール右に押し込み、札幌が3-2と逆転に成功する。同アディショナルタイム2分には再び右サイドのルーカス・フェルナンデスからのクロスをジェイが頭でゴール左にねじ込み、4-2で鹿島を下した。