あかつき本社(8737)、期末配当の「増配」を発表し、 配当利回りは8.5%超に! 2020年3月期の配当額は 「1株あたり20円」で、前期比でも「2円」の増配!

あかつき本社は、2020年3月期の期末配当を「増配」すると、2020年3月17日の16時に発表した。前回予想は「1株あたり9円」だったが、今回の修正により「1株あたり11円」と「2円」の増配となる。これにより、前期比でも「増配」となる見込み。
あかつき本社は、2020年3月期の配当予想を、中間配当(9月・実施済み)が「9円」、期末配当(3月)の予想は「11円」、合計の年間配当額は「1株あたり20円」に修正すると発表した。
期末配当の前回予想は「9円」だったので、前回予想より「2円」の増配となる。今回の増配発表により、あかつき本社の配当利回り(予想)は7.72%⇒8.58%にアップした。
また、あかつき本社の2019年3月期の配当は「1株あたり18円」だったので、前期比でも「2円」の増配となる。
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あかつき本社は配当の支払いについて、「財務の安定と事業資金の確保に支障を来たさない限りにおいて、連結純資産配当率(DOE)で年間4%の水準を維持することに努める」としている。あかつき本社は2020年3月期の当期利益を2020年2月14日に上方修正しており、それを受けて今回の増配が決まった形だ。
また、あかつき本社は今回の増配発表と同時に、総額2億円を上限とする自己株式の取得も発表している。これらの影響で、SBI証券の夜間取引(PTS取引)では一時、当日の終値233円より48円も高い281円(+20.6%)を記録している。明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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あかつき本社の過去5期の配当の推移は?
■あかつき本社の年間配当額の推移 | |||||
2016年3月期 | 2017年3月期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 | 2020年3月期 | |
配当額 (年) | 15円 | 8円 | 20円 | 18円 | 20円 (予想) |
年間配当額の過去5年の推移を見ると分かるように、あかつき本社は連続増配株というわけではなく、むしろ減配している期もある。しかし、「子会社からの配当を主な原資とする単体業績をベース」としていた配当政策を、2019年3月期からは「連結純資産配当率(DOE)で年間4%の水準」に変更しており、今後は年間配当額の安定性が増す可能性も高そうだ。
あかつき本社の配当利回りは?
あかつき本社の2020年3月17日時点の株価(終値)は233円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※あかつき本社の配当利回り】
株価:233円
年間配当額:中間9円+期末11円=20円
配当利回り=20円÷233円×100=8.58%
あかつき本社の配当利回りは8.58%。2020年2月の東証1部の平均利回りは2.31%(配当実施企業のみ)なので、あかつき本社の配当利回りは「突出して高い」と言えるだろう。なお、あかつき本社は株主優待を実施していない。
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あかつき本社は、不動産関連事業および証券関連事業を手掛ける持株会社。不動産関連事業では中古マンションの再販が主力。2020年3月期(通期)の連結業績予想は、営業収益7.7%減、営業利益0.4%減、経常利益4.1%減、当期利益45.5%増となっている(すべて前期比)。
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■あかつき本社 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額 |
証券業 | 8737 | 東証2部 | 20円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
233円 | 100株 | 2万3300円 | 8.58% |
【※あかつき本社の最新の株価・配当利回りはこちら!】 | |||
※株価などのデータは2020年3月17日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |