リーグ再開に向けてトレーニングに励む小林。今季はライバルのL・ダミアンと激しく定位置を争う。(C)SOCCER DIGEST

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 新型コロナウイルスの感染拡大により、Jリーグは再延期が決定。現時点では4月3日からの再開が予定されるが、不透明な部分も多く、不安が募る日々だ。

 もっとも川崎の小林悠は、世間の状況を冷静に捉え、気を配りながら練習を続けられていることに関して「サッカーをやれていることが、ありがたいことだと思います。みんなサッカーが好きなので、本当に幸せなことだと思います」と想いを口にする。

 川崎はリーグの中断決定を受け、ファン・サポーターの見学中止など対応策を取りながら、トレーニングを積んでいるが、小林はヨーロッパで活動を停止するクラブが増えている現状に「僕らはボールを蹴れているだけで本当に幸せ、ありがたいです」と続ける。

 リーグ再開に向けては「どのチームも同じ条件ですし、再開した時にスタートダッシュをきれるか。チームとしてこの期間に積み重ねられるかで、今後が変わるはずです。シンプルにチームとして、そして自分としてやれることをやるだけだと思います」と前向きだ。

 そして強調するのは「サポーターの方も楽しみにしていると思いますし、(再開後は)良い試合をしたい」という想いである。
 
 中断前の2試合はともにベンチスタートと、ライバルのレアンドロ・ダミアンとは激しいポジション争いを展開する。それでも、「個人的にはスタメンで出られていないので、この時期はアピールの場です。僕にとってはこの期間はチャンスだと思います」とポジティブに捉えているのは頼もしい限りだ。

 ポジションが確約されていなかった「若い頃の感覚に戻ったというか、安泰ではないというなかでやれているのは楽しいんです。それに調子は個人的に凄く良い。そこは継続していきたいです」と話す。前向きなその姿からは、さらなる進化が期待できそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)