新型肺炎コロナウイルスに感染したというデマの被害にあったダニエル・ラドクリフ。イギリスのテレビ局「BBC」を装ったツイッターアカウントが「ダニエルは検査を受けたところ陽性だった」と投稿したのがきっかけだった。フェイクニュースはあっという間に世界に広まり、ダニエルの代理人が否定の声明を出す騒ぎに発展した。

この騒動についてオーストラリアのラジオ番組に出演したダニエルが語っている。「昨日、メイクルームに入って行ったらメイクさんが『私の姪が、あなたがコロナに感染しているって今テキストを送ってきた』って教えてくれたんだ」「BBCのフェイクアカウントが書いていたんだけれど、ずいぶんな数の人がそれを見たんだ。ネットってそういうものだよね」。

ダニエルは続けて「多分僕がいつも病気みたいに見えるせいだと思う。だからもっともらしくそう言えるんだ。顔色が青白いからね。僕をネタに選んでくれて嬉しいよ」。今回は本人もユーモアまじりに騒動を語っているし、深刻な事態に発展しなかったからいいものの、SNSではウイルスにまつわる様々なデマも飛び交う今日この頃。冷静さを失わないで情報を見極めていきたいもの。

text: Yoko Nagasaka