結婚式やお祝いの贈り物として喜ばれる花束!素敵な花と一緒に、祝福の気持ちも花言葉で贈ってみませんか?今回は、季節ごとに幸せの花言葉を持つ花をピックアップ。大切な人の結婚に、お世話になっている人へのお祝いに、大好きな人への贈り物に……。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

今回、「幸せ」の花言葉を持つ花を教えてくれるのは、第一園芸株式会社クリエイティブ・ディレクターの石川恵子さん。お祝いや贈り物としての花束やアレンジメントのほか、結婚式やウエディングパーティ、イベント会場などの装花にも力を入れている第一園芸。石川さんに、幸せの花言葉を持つ花を教えてもらいましょう。

 

季節を問わずお店に並ぶ、幸せの花言葉を持つ花



 



 

花にも旬の時期がありますが、技術の進化や改良によって一年中見られる花も増えてきました。まずは、常に花屋に置いてある花から。花束といえば欠かせないバラや、可愛らしいガーベラなど、おなじみの花を紹介します。

 

青のバラ

「夢がかなう」「神の祝福」「奇跡」

青色のバラは、もともと存在しなかった色です。存在しないとされていた青の遺伝子を持ったバラが誕生したことで、この花言葉が付けられました。ただし、青色といってもイメージのようなブルーではなく、紫色に近い色です。

 

ちなみに、赤のバラは「情熱」「愛情」「美貌」「あなたを愛しています」、ピンクは「上品」「可愛らしさ」、白は「深い尊敬」「清純」、黄色は「友情」「献身」「あなたに恋しています」、オレンジは「絆」「信頼」といった花言葉があります。

 

ガーベラ

「希望」「常に前進」

赤やオレンジ、黄色、ピンクなどの鮮やかな花を咲かせ、明るくパワフルなイメージを与えることからこの花言葉に。切り花の品種は2000種以上。極小輪から巨大輪まで、さまざまなタイプがあります。

 

4月18日はガーベラ記念日です。大切な人に、花言葉と一緒に贈ってみませんか?

 

コチョウラン

「幸福が飛んでくる」

花言葉は、チョウが舞うように見える花びらの形に由来。花びらはとてもデリケートですが、長持ちすることから贈り物としても喜ばれる花です。

 

お祝いの花束やアレンジメントとしてもよく使われるコチョウラン。白のほか、ピンク、赤、紫、黄色、褐色など、多くの花色があり、大輪から極小花まで花の大きさもさまざまです。

 

ブルースター

「幸福な愛」「信じ合う心」

ブルーの可愛らしい花を咲かせるこの花は、何か青いものを身に着けると幸せな結婚生活が送れるという結婚式のサムシング・ブルーにちなんで、ブーケなどに使われることが多いです。

 

青い5枚の花びらが星に見えることから、この名前が付けられました。西洋では、男の子の誕生を祝うときにもこの花が贈られます。

 

カスミソウ

「幸福」「清らかな心」

白く可憐な花を咲かせるカスミソウ。霧がかかったように見えることから、この名前が付けられました。清楚で奥ゆかしい花の姿から、このような花言葉が付いたといわれています。

 

ちなみに、ピンクのカスミソウには「切なる喜び」「感激」といった花言葉があります。

 

赤のゼラニウム

「君ありて幸福」

一年中花を咲かせることができるゼラニウム。この花全体としては、「尊敬」「信頼」といった花言葉がありますが、赤のゼラニウムは「君ありて幸福」という幸せに関する花言葉です。

 

この花の名前は、アロマセラピーの精油で聞いたことがあるのでは?ゼラニウムには多くの種類があり、ニオイゼラニウムという品種はハーブとしても使われています。

 

幸せの花言葉を持つ春の花



 



 

春から初夏の気候が良く、快適な時期の花は、形が可愛い花や白の可憐な花など、キュートで清潔感のある花が多いです。小さな花が房状についたルピナスや、鈴のような形をしたスズランなど、思わず笑顔になってしまうような花がたくさん出てきます。

 

ルピナス

「いつも幸せ」「あなたは私の安らぎ」

春から初夏にかけて、房状にたくさんの小さな花を咲かせるルピナス。この花の歴史は古く、古代エジプト時代から食用や薬草として用いられてきました。「貪欲」という花言葉もあり、それはこの花の吸肥力の強さから付けられたといわれています。

 

カキツバタ

「幸せは必ずくる」「幸せはあなたのもの」

贈る人に幸せになってもらいたいという思いが込められたカキツバタ。幸せを願う大切な人に花言葉と一緒に贈れば、きっと喜んでくれるはずです。

 

ちなみに、カキツバタと見分けがつかないくらい似ているアヤメの花言葉は、「信じる者の幸せ」。アヤメも幸せで前向きな花言葉ですので、カキツバタ同様に贈り物として喜ばれる花なのだそう。

 

クチナシ

「とても幸せです」「喜びを運ぶ」

ジューンブライドといわれるほど結婚には特別な時期の6月に、白く美しい花を咲かせるクチナシ。花言葉は、初夏の風によって運ばれてくる甘い香りに由来。ジンチョウゲ、キンモクセイと並ぶ三大芳香木の一つです。

 

アメリカでは男性が女性をダンスに誘うときに使う花とされ、贈られた女性はクチナシの花を胸に着けて踊ります。

 

白のアザレア

「あなたに愛されて幸せ」

純白の花が愛の喜びに満ちた花嫁をイメージすることから、この花言葉が付けられました。アザレアはツツジ科ツツジ属の花で、日本ではアザレアとツツジを区別しますが、海外では総称してアザレアと呼びます。

 

スズラン

「再び喜びが訪れる」

北国の人にとって、スズランが咲くことが春の訪れの喜びのしるしになっていることから、この花言葉が付けられました。花の香りのことをフローラルノートといい、バラやジャスミンと並んで、三大フローラルノートと呼ばれることもあるそうですよ。

 

5月1日は大切な人にこの花を贈ると、贈られた人にも贈った人にも幸せがやってくるといわれています。

 

いちご

「幸福な家庭」「尊重と愛情」

花言葉は、親株から多くのつるが出ていちごの実がなることから付けられました。クランベリーやラズベリーなどと一緒にブーケにしたり、緑と白の花束にいちごを加えたりすれば、可憐で可愛らしいブーケができます。

 

幸せの花言葉を持つ冬の花



 



 

冬の花といっても、スイートピーやヒヤシンス、パンジーなど春らしい花も多く登場するこの時期。甘い花の香りや、ピンクや黄色、紫などの鮮やかな色が、春をすぐそこまで連れてきてくれそうです。

 

スイートピー

「門出」

花言葉は、花の姿が今にも飛び立つチョウのように見えることに由来。花色の種類が豊富で、香水などにも使われる甘い香りが特徴です。

 

ポインセチア

「祝福」「幸運を祈る」

クリスマスの時期によく見られるポインセチア。赤く色づいているのは、苞(ほう)といわれる、葉と茎の中間みたいなもので、花を保護する役割があります。鉢植えが多いですが、切り花として花束に交ぜても、シックでエレガントな印象に仕上がります。

 

黄色のヒヤシンス

「あなたとなら幸せ」

ヒヤシンス全体としては、「スポーツ」「ゲーム」といった花言葉になりますが、黄色に関しては「あなたとなら幸せ」。甘い香りと、白、ピンク、紫、青、黄色、赤など、花の色が豊富なところも魅力です。

 

ちなみに、紫は「悲しみ」「悲哀」、赤は「嫉妬」、ピンクは「スポーツ」「ゲーム」、白は「控えめな愛らしさ」、青は「変わらぬ愛」といった花言葉があります。

 

黄色のパンジー

「つつましい幸せ」

名前がフランス語の「パンセ(思い)」に由来するパンジーは、全体の花言葉は「物思い」「私を思って」といった愛の意味を持ちます。黄色のパンジーが「つつましい幸せ」といった幸せに関する花言葉です。

 

シェークスピアの『真夏の夜の夢』という作品の中では、眠っている女性にパンジーの花の汁を飲ませると、目を開けたときに最初に見た男性を好きになるという媚薬(びやく)としても登場する花です。

 

フクジュソウ

「幸せを招く」「永久の幸せ」

花言葉は、幸福と長寿を意味。古くから、縁起の良い花とされています。旧暦の正月ごろに鮮やかな金色の花を咲かせるため、正月草とも呼ばれます。

 

ハボタン

「祝福」

正月の門松や生け花に使われることが多いハボタン。花言葉は、葉を一枚一枚むいていった中に、幼い芽や花がある性質に由来。お祝いにぴったりの花です。

 

緑の葉を取るとバラのような花に見えるので、花束にするときは緑の部分を除いて作ると華やかになります。

 

花言葉も一緒に贈れば、さらに感動は高まるはず!



 



 

最後に、石川さんに素敵な花束を作るコツを教えてもらいました。

 

「花束やアレンジメントを作る場合は、用途や贈る相手、予算などを花屋と相談しながら作るので、初心者でも心配はありません。ですが、贈る人のことを思いながら、せっかくの機会なので自分で作ってみるのもおすすめです。いろんな花を組み合わせて作るのが通常ですが、1種類の花でまとめたり、同じ種類の花を色違いで作ったりすると、失敗は少ないですし、粋な仕上がりになります。今回紹介した花は、幸せの花言葉も付いてくるので、贈られた方もきっと嬉しいと思いますよ」

 

花束を贈ること自体に、「贈る人に幸せになってもらいたい」、「喜ぶ顔が見たい」という思いが込められていますが、それに「幸福」という花言葉も加わればさらに感動は高まるはず。

 

花は贈られる方はもちろん、贈る方にも幸せを与えてくれます。花の名前や花言葉は、なかなかロマンチックなものが多いので、贈る花の歴史やストーリーを調べてみるのも面白いですよ。お祝いで花を贈る機会があったら、花言葉にもこだわって贈ってみてはいかが?

 

取材・文/坂田圭永

 

【監修】

第一園芸株式会社 クリエイティブ・ディレクター 石川恵子さん

「プラスONEの感動」をモットーに、花と緑でお客さまに感動を届けている第一園芸。花束やアレンジメントなどのお花の販売に加え、ウエディングパーティやイベント会場での装花事業、オフィスや商業施設などの空間デザイン、環境緑化事業と、花と緑に関する多くの事業を展開する。季節を感じ、丁寧で上質な暮らしの楽しみ方を提案するWEBサイト「花毎(はなごと)」も公開中。

第一園芸株式会社:https://www.daiichi-engei.jp/

花毎(はなごと):https://www.hanagoto.daiichi-engei.jp/

 

 

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