世界保健機構(WHO)のテドロス事務局長はおととい9日(2020年3月)、新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的流行)が現実になる恐れが高まってきた」との見解を示した。しかし、「歴史上はじめて、コントロールできる感染症になる」と大見えを切った。

これに対して、白鴎大学の岡田春恵教授は「コントロールできるって、どういうことでしょうか。どうすればコントロールできるか教えていただきたい」と疑問を呈した。

岡田教授は「(新型コロナに対しては)まだワクチンも薬もない。軽症や無症状の人もいて、誰が運んでいるかもわからないので、結局、一律に規制をかけるしかなく、経済的にこれだけ打撃が出ているのが現状です。手立てがないわけです。コントロールできるってどういう意味でしょうか」と指摘した。

「WHOと一緒に行動してると対策遅れる」

岡田教授はさらにこう批判する。「私が感染研(国立感染症研究所)にいたとき、WHOに行くたびに畏敬の念をもって足を踏み入れていました。けれど、今回に関しては、WHOと一緒に行動していたら対策が遅れてしまうのではないか、もっと危機感をもって対策しないと、国民を救えないのではないかと思っています」

浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」編集長)「(コントロールできるという)根拠が知りたいですね」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「コントロールできるって、誰かが言っていたのを思い出しました」

そういえば安倍首相も言っていた。2013年のオリンピック招致の演説で、福島原発事故問題について、「アンダーコントロール」と宣言した。その福島原発はいまだに廃炉の見通しが立たず、汚染水の処理方法や汚染度の最終処分地も決まらないまま、きょう11日(2020年3月)、被災から9年目を迎えた。