コールセンターが入居しているビル=10日、ソウル(聯合ニュース)

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ソウル聯合ニュース】韓国ソウル市九老区のビルに入居している保険会社のコールセンターで新型コロナウイルスの集団感染が起き、中央防疫対策本部は10日正午現在、従業員46人と家族4人の計50人の感染が確認されたと発表した。ソウル市は64人の感染が確認されたと伝えている。コールセンターでは狭い空間に多数の人が座って働いており、感染者はさらに増える可能性がある。

 ソウルで起きた集団感染のうち、最も多く感染者が出たケースとなる。

 コールセンターでは従業員148人と実習生59人の計207人が働いていた。勤務中はマスクを着用していなかったという。

 従業員らは九老区だけでなく、別の区や京畿道、仁川市などに居住しており、別の地域に感染が広がる公算が大きい。

 コールセンターはビルの11階に入居している。ソウル市はオフィスなどが入っている1〜12階は閉鎖し、13〜19階のオフィステル(住居兼用オフィス)の住人には自宅隔離を求めた。