イタリアから速報が入った。新型コロナウイルスの感染により北部のロンバルディア州を中心に実施していた移動制限を「10日(2020年3月)から全土に拡大する」と、コンテ首相がけさ(10日朝)発表した。イベントは中止、スポーツ施設や入浴施設は閉鎖される。

イタリアの感染者はきのう9日までに9172人と、中国に次ぎ、死者は463人にのぼった。「イタリアはいま武漢と一緒の状況」との見出しを掲げた新聞もある。政府は、人と話すときは1メートル以上離れて、挨拶は抱擁を避けるなどを打ち出している。

死者の平均年齢が81歳、大半が病院内感染だ

医療体制は深刻だ。AP通信はロンバルディア州では医師と看護師の10%に陽性反応が出て隔離されていると伝えた。「病棟の半分以上の医師が感染」と報じた現地メディアもある。退職医師や卒業間近の看護学生を集めろとの指示も出ている。ローマ在住の日本人医師、中田吉彦さんは「個人医のほとんどが感染リスクから休診しています」と話す。

司会の加藤浩次「イタリア全体に感染がどうして広がったのか」

AP通信によると、死者の平均年齢は81歳で、大半が以前から何らかの病気を患っていたという。寺嶋毅・東京歯科大教授は「病院にいて重症化しやすい人に感染が拡大した可能性があります」と話し、仙台医療センターの西村秀一医師は「病院内の感染対策が十分でなかったのではないか」と指摘している。日本も気をつけなければいけない。