昭和59年正月、喜美子(戸田恵梨香)の家に元夫の十代田八郎(松下洸平)、息子の武志(伊藤健太郎)、妹の大野百合子(福田麻由子)ら家族が集まってにぎやかに過ごした。

武志は白血病で余命1年だということは喜美子だけの秘密で、本人も誰も知らない。喜美子は明るく振る舞うものの、不安に押しつぶされてしまいそうだった。

八郎は息子の前でロクロを回して見せた

武志が「窯業研究所」を出た後の仕事の話になった。「研究所出たあとも、亜鉛結晶釉をもっと勉強したい。そして陶芸家になりたい」

喜美子と八郎はそれぞれ、武志に陶芸家になるためのアドバイスをした。武志は、火鉢の絵付け師で喜美子の最初の師匠、フカ先生こと深野心仙(尾形イッセー)から届いた年賀状に描かれた絵に見入る。そして八郎に「きれいやなあ。お父ちゃん。この年賀はがきの絵をイメージした陶芸を作るのを見てみたい」という。

八郎は、武志に頼まれて久しぶりにロクロを回して作陶を始めた。以前のようにはいかないものの、すっかりのめり込んでいく。(NHK総合あさ8時放送)