新型コロナウイルスによるマスク不足の原因の一つは、中国で製造した日本メーカーの製品が輸入できなくなっていることだ。マスク販売会社「ファーストレイト」の長谷川友彦社長が中国の工場で撮影した映像には、マスクが山積みになっているが、1月25日(2020年)以降、出荷制限がかけられ、「残念ながら出荷できないのが現状です」という。

中国政府はマスクに貿易規制措置は講じていないとしているが、工場前には「弊社が生産するマスクは国家応急備蓄物資に含まれるため、輸出をお断りしております」と書かれた赤い看板が置かれている。周囲には見張る警察官の姿もある。「わが社の(中国の)工場の社長が、(輸出をしようとして)逮捕一歩手前だったということもありました」と長谷川社長は明かした。

別のマスク輸入会社も、中国で生産した分はすべて接収されたという。

国産分も材料は中国から輸入

日本で出回っているマスクの約8割は中国などからの輸入だ。残り2割の国内生産分についても、原材料の不織布、ゴムひも、鼻部分のワイヤーはほとんど中国からの輸入に頼っている。

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「これは日本政府が中国政府に、きちんと言わなくちゃだめですね。日本で輸入するために作っているという契約があるはずですから。契約がある分にはきちんと日本に輸出させるという通達を出してもらうよう日本政府が言わないとダメだと思います」

吉永みち子(エッセイエスト)「健康とか食糧の問題も、すべて外国に頼り切っている状況の危うさを、この際考えないといけないですね」