全日本空輸(ANA)と日立製作所は3月5日、日立コンサルティングとともに、デジタル技術を活用して、日常的に発生する航空機の運航ダイヤ修正を高速・最適に自動立案する技術の実証実験を実施していると発表した。

実証実験の概念図

同技術は、日立独自の最適化モデルを複数組み合わせたデジタル技術により、短時間かつ高精度に複数の運航ダイヤ修正を自動立案するもの。両社は2019年から実施している実証実験を通じ、1日当たり国内線約800便と国際線約200便の運航便に対し、従来熟練者が人手で行っていた運航ダイヤ修正業務をシステムに置き換えることの実現性と技術の有効性を検証している。

発表時点で、熟練者と同等の速度・精度での運航ダイヤ修正と人手では困難な複数の同時立案を実現できる見込みで、両社は今後、より多面的で複雑な実例への適応性を確認するため、運航ダイヤ修正時間のさらなる短縮と精度向上を目指す。

日立は今後、今回適用した技術を汎用化し、Lumadaの航空会社向けのサービスとして国内外で展開していく予定。