3月7日、阪神競馬場でG競船紂璽螢奪彎沺兵1600m)が行なわれる。

 このレースは4月12日に行なわれるGI桜花賞(阪神/芝1600m)のトライアルで、3着馬までに優先出走権が与えられる。近年は、このチューリップ賞やG競侫リーズレビュー(阪神/芝1400m)などの前哨戦に出走しないで本番に臨む馬が多くなっているが、過去10年を振り返ると、2010年アパパネ(2着)、2012年ジェンティルドンナ(4着)、2013年アユサン(3着)、2014年ハープスター(1着)、2015年レッツゴードンキ(3着)、2016年ジュエラー(2着)の6頭が、このレースをステップに桜花賞を勝利。ハープスター以外は敗れたあとに桜花賞を勝利しているため、1着以外の馬の走りにも注意が必要だ。

 今年のチューリップ賞は、昨年12月のG戯綽瀬献絅戰淵ぅ襯侫リーズ(阪神/芝1600m)の上位4頭(レシステンシア、マルターズディオサ、クラヴァシュドール、ウーマンズハート)が揃って出走する。なかでも、勝ったレシステンシア(牝3歳/栗東・松下武士厩舎)は強力だ。


阪神ジュベナイルフィリーズを制したレシステンシア

 そのレースでは1000m通過57秒5のハイラップで逃げながら、直線に入っても脚いろは衰えず、2着マルターズディオサに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイム1分32秒7は、2006年のウオッカが記録したコースレコードを0秒4更新する好タイムだった。

 阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬はこのレースで好成績を残しており、2017年ソウルスターリング、2018年ラッキーライラック、2019年ダノンファンタジーと3年連続で勝利。過去10年で7頭の勝ち馬が出走し、4勝、2着1回、3着1回という成績を残している。レースレコードでの圧勝を見せたレシステンシアも、好走の可能性が高い。

 レシステンシアの血統を見てみよう。父ダイワメジャーは皐月賞などG気鬘犠,靴震焦呂如∋唆陲砲郎花賞馬レーヌミノル、阪神ジュベナイルフィリーズやNHKマイルCを勝ったメジャーエンブレム、昨年の香港マイルなどを勝ったアドマイヤマーズなど、多くの名マイラーを出したスピードタイプの種牡馬。母マラコスタムブラダは、アルゼンチンで芝2200mのG犠,舛ある実力馬である。1600mをハイペースで逃げてもバテないスタミナは母系から受け継いでいるようだ。

 レシステンシアの死角をあえて探すとすれば、目標にされやすい先行タイプということだろう。阪神ジュベナイルフィリーズは4番人気とそれほど注目度が高くなく、圧倒的1番人気で後方からレースを進めるリアアメリアを気にしている馬が多く、それほどマークされずにマイペースに持ち込むことができた。しかし、今回はレシステンシアが人気を集めることは必至で、他馬もこの馬の強さを知っているため楽には逃げさせてくれない。レシステンシアにとっては厳しいレースになりそうだ。

 そんな展開でレシステンシアにプレッシャーをかける存在になりそうなのが、ショウリュウハル(牝3歳/栗東・佐々木晶三厩舎)だ。

 同馬は前走の白菊賞(京都/芝1600m)を含め、現在3戦2勝という成績を残している。脚質的にも、前走は2番手から抜け出しと、レシステンシアの近くでプレッシャーを与えられるポジションにつけやすい。

 血統を見てみると、父はG掬傾直沺秋などを勝ったジャスタウェイ。母ショウリュウムーンは2010年のチューリップ賞で、9番人気(単勝39.0倍)ながら前年の2歳女王アパパネを破り、重賞初制覇を飾った馬だ。母仔2代で波乱の演出者となるかもしれない。 以上、今年のチューリップ賞は、人気を集めそうなレシステンシアに注目しつつ、ショウリュウハルの大駆けにも期待したい。