今季から主将を務めるシマオ・マテ(右)と今季移籍加入した赤(左)が競り合う。写真提供:ベガルタ仙台

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 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、Jリーグは2月25日、3月15日までの全ての公式戦の延期を発表。各クラブはその間の練習でもさまざまな感染防止対策を行なっている。

 ベガルタ仙台はJリーグの決定後、2月26日〜27日の練習をオフとし、2月28日から練習を再開した。しかし、感染防止の観点からファン・サポーターの練習見学とメディアの練習取材を中止し、完全非公開で練習を行なうことになった。

 28日の練習後、クラブは木山隆之監督のコメントを発表。「本日よりJリーグ再開に向け、トレーニングをスタートしました。新型コロナウイルスの早い収束を心から願っています」との挨拶の後、この中断期間の練習をどう捉えているかを語った。「これからチームのさらなる強化に努め、ポジティブな期間として捉えていきたいと考えています。ストロングポイントの向上、課題の修正はもちろん、特に攻守の連係を高めていきたいと思っています。合わせていい形で再開を迎えられるように、より一層コンディションを調整していかなければなりません」とチーム強化を図るとともに、現在、MF飯尾竜太朗、FW長沢駿、FWアレクサンドレ・ゲデスが負傷離脱中ということもあり、そうした選手たちは復帰に向けてリハビリや、コンディションを上げていく期間となりそうだ。

 クラブは中断期間中、チームの情報が全く出なくなることを防ぐため、さまざまな情報発信も行なっている。クラブ公式YouTubeチャンネルでは「広報カメラ」と題し、練習風景や試合前のロッカールーム映像だけでなく、2月18日に48歳の誕生日を迎えた木山監督の誕生祝いの様子や、19日に加入したDF柳貴博の新加入会見、オフィシャルスーツの宣材写真撮影の様子、FW赤粼秀平のプロデュースTシャツ発売に向けての打ち合わせの様子など、多岐に渡る舞台裏映像を大盤振る舞いで公開。非公開となった2月28日以降の練習風景も動画公開している。

 また、クラブ公式Twitterアカウントでは本来ガンバ大阪との試合が行なわれる予定だった3月1日、「#エア明治安田生命J1リーグG大阪vs仙台」のハッシュタグ投稿にも参加した。

 練習見学・メディア取材中止の期間がいつまでになるかはまだ見通せない。そんななか、選手・監督の元気な姿を発信することにより、少しでも公式戦中断を寂しく思うファン・サポーターの思いに応えようと、クラブも奮闘している。一刻も早く新型コロナウイルス感染が収束に向かい、練習見学やメディア取材が再開される日が来ることを願う。

取材・文●小林健志(フリーライター)