キャプテンの西川は、中断期間をポジティブに捉えている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 浦和レッズは、新型コロナウイルスの影響によるJリーグ公式戦の延期を受け、2月いっぱいをオフとして、3月1日からトレーニングを再開した。
 
 主将の西川周作が「この期間ができたからにはポジティブに捉え、もう一度しっかりと身体を作り、戦術理解度を上げていきたい。ケガをしていたメンバーも戻ってこられる」と話したように、今季から新機軸の4バックに取り組んでいるチームにとっては、重要な中断期間になると言えるだろう。
 
 クラブからは選手たちに対して、手洗いやうがいといった自己管理の徹底が話されているという。その上で、トレーニングの実施方法についてもクラブ内で議論をした結果、一般公開はせず、メディアには公開するものの、選手と対面するミックスゾーン対応はなしとされた。そのため、集中できる環境となり、さながら今季3回目のトレーニングキャンプのような期間となる。
 
 ここまでルヴァン杯、リーグ戦ともに開幕戦を消化し、いずれも勝利している。しかし、どちらのゲームでも2失点を喫した事実があり、それも両サイドのクロスから2点ずつ奪われている。これまで、最終ラインを5人(3バック+ウイングバック)で形成していた際には、問題になりにくかった部分だけに、今季を戦う上で早くも課題を突き付けられた格好だ。
 
 そのことについて西川は、「クロスに対してというよりも、フリーの選手に上げられているのが問題点。1歩、2歩だと思うんですが、上げられてからのサイドバックの絞りや立ち位置も修正したい。特に、センターバックとサイドバックの間でやられないように声をかけていきたい」と話し、相手ボール時の戦術的な底上げという意味では、最も力を割くべき部分だとした。
 
 一方で大槻毅監督は、リーグ開幕戦の時点で「枝葉を増やすというよりも、やってきたことの徹底を図る段階」とも話している。
 
 1日に行なわれたトレーニングでも、マイボール時に強調されていたことは、沖縄県で2回にわたって実施されたキャンプからとくに変化はない。選手たちの組み合わせをシャッフルしながら、全選手に共通理解を求める部分も同様なだけに、長澤和輝や武藤雄樹、ファブリシオ、宇賀神友弥といった負傷から復帰してきた選手と、2月に加入した新外国人のトーマス・デンがどれだけ戦術理解を高めつつ、チームにフィットしてくるかも重要なポイントになるだろう。
 
 大槻監督が「良いプレーをしている」と話す伊藤涼太郎や、左サイドで積極的な動きを見せている荻原拓也、高卒ルーキーの武田英寿らの台頭も期待される。彼らが競争に加わることでチームの底上げを図りながら、完成形に近い状態を作り上げ、より一層の過密スケジュール化が確実となった公式戦の再開を待つことになる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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