新モバイル版Officeアプリがスゴい! パソコンとファイル送受信もでき、データ収集ツールとしても秀逸

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マイクロソフトは、モバイル向けの新Officeアプリをリリースした。
これは、モバイル版のWord、Excel、PowerPointを1つにまとめたアプリ(iOS版/Android版)だ。

ただし、WordやExcelを起動するといった、たんなるランチャーだと思ったら大間違いだ。とても多機能なモバイル版Officeアプリに仕上がっているのだ。
今回は、iOS版を例に紹介しよう。 


●ただのランチャーではない! とても多機能なモバイル版の新Officeアプリ
マイクロソフトがリリースしたモバイル版の新Officeアプリは、とても機能が多い。
Word、Excel、PowerPointを起動して文書を作成できるのはもちろんだが、次のような機能も用意されている。
・OneDriveのフォルダ・ファイル管理
・メモの作成
・Office Lensによる書類やホワイトボードの撮影と取り込み
・パソコンとのファイルの送受信
・画像からのテキスト・表の抽出と変換
・PDFへの署名
・スキャンしたデータ/画像/ドキュメントのPDFへの変換
・QRコードの読み取り

従来は、Word、Excel、PowerPoint、Office Lens、OneDriveなどのアプリが単独で提供されていたが、それがすべて統合されて「コレ1つあれば全部対応できる」というアプリに仕上がっているのが特徴だ。


●iOS版Officeアプリの使い方
起動後の画面には、[ホーム][+][操作]の3つのボタンが用意されている。
[ホーム]は、メモや最近アクセスしたファイルを表示する画面だ。
目的のファイルをタップすれば、すぐに内容を確認したり編集したりできる。


起動直後のOfficeアプリ。[ホーム]ではメモや最近アクセスしたファイルが表示される。


[+]をタップすると、[メモ][レンズ][ドキュメント]の3つのボタンが表示される。「メモ」はメモを作成するボタンだ。
文字の入力だけでなく、カメラを起動して撮影した画像を貼り付けることもできる。

[レンズ]はOffice Lensを起動し、撮影した画像を取り込める。
たとえば、ホワイトボードに書かれた内容やプロジェクターで表示されたスライドを撮影すれば、斜めから撮影しても自動的に補正されて画像として取り込める。

[ドキュメント]は、Word、Excel、PowerPointのファイル作成だ。
白紙のファイルだけでなく、テンプレートから新規作成することもできる。


[+]をタップすると3つのボタンが表示される。



[メモ]をタップすると。新しいメモを作成できる。文字入力だけでなく、カメラで撮影した画像を貼り付けることも可能。



[レンズ]をタップすると、Office Lensが起動して画像を撮影できる。斜めに撮影しても自動的に補正される。



[ドキュメント]をタップすると、Word、Excel、PowerPointのファイルを作成できる。


[操作]をタップすると、以下のような機能が表示される。画像からテキストや表を抽出する機能、PDF関連の機能が充実している。
・ファイルの転送
・画像からテキストへ
・画像からから表へ
・PDFに署名
・スキャンからPDF
・画像からPDF
・ドキュメントからPDF
・QRコードのスキャン


[操作]には、さまざまな機能が用意されている。PDF関連の機能が充実している。


少し分かりづらいのは「ファイルの転送」だろう。
これは、パソコンとスマートフォン間でファイルをやりとりする機能だ。
手順は次のようになる。


1.パソコン側でブラウザを起動し、「https://transfer.office.com/」にアクセスする。すると、QRコードが表示される。



2.Officeアプリで[ファイルの転送]を選択し、表示された画面で[送信]または[受信]をタップする。



3.Officeアプリ側でパソコン側のQRコードを読み取る。






4.パソコンとスマホの両方にペアリングの番号が表示されるので、同じであることを確認して両方で[ペアリング]をクリック/タップする。



5.画面の指示にしたがって、ファイルを送受信する。画面は、スマホで[受信]を選択したときパソコン側で表示されるメッセージ。


ペアリングさえすれば、ほかのユーザーのパソコンともファイルを送受信できるので、手軽にファイルを受け渡しするツールとして活用できそうだ

このように、モバイル版のOfficeアプリは、なかなか多彩な機能を持っている。個人的には、さまざまなデータを手軽に取り込んでOneDriveに蓄積することを主目的とするツールだと感じた。

もちろん、WordやExcelで作成・編集もできるが、やはり画面の小さいスマートフォンだと厳しいので、モバイルの機動力を活かして素材となるデータを本アプリでどんどん取り込み、パソコン版のWordやExcelで活用するといった使い方が現実的だろう。

予想以上に機能が豊富なので、Officeユーザーなら、ぜひ試してみることをおすすめする。趣味で仕事でも、役立つ場面はたくさんありそうだ。

iOS版Officeアプリ
Android版Officeアプリ


井上健語(フリーランスライター)