3週間の中断期間に入ったJリーグ。ここではJリーガーのユニークなランキングを紹介する。写真:徳原隆元

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 ついに2月21日に、Jリーグが幕を開けた。開幕戦では多くの観客がスタジアムに詰めかけ、問題となっているウイルスの影響を感じさせない盛り上がりを見せたが、その後、感染予防対策として3週間の長期中断期間に入った。東京オリンピック開催など、“スポーツの年”となる2020年なだけに、一刻も早い事態の収束を願うばかりだ。
 
『サッカーダイジェスト』では、毎年恒例のJ全56クラブの情報が満載の『2020 J1&J2&J3選手名鑑』を全国の書店やコンビニなどで絶賛販売中。この選手名鑑の制作に際し、各クラブにご協力を仰ぎ、選手たちへ様々なアンケートを実施した。その中から本稿では、「愛車」の項目に注目。J1クラブの中で、回答してくれた285選手のアンサーを集計し、作成したメーカーランキングTOP10を紹介する。
 
 まずは集計結果を見ていただこう。※()は昨年の集計結果
 
1位:トヨタ 59人(1位→:57人)
2位:メルセデス・ベンツ 52人(2位→:56人)
3位:アウディ 24人(3位→:30人)
4位:BMW 22人(4位→:24人)
   ポルシェ 22人(5位↑:18人)
6位:レクサス 19人(6位→:15人)
7位:ランドローバー 14人(7位→:12人)
8位:日産 12人(9位↑:10人)
   マツダ 12人(8位→:11人)
10位:ボルボ 9人(ランク外)
    ジープ 9人(10位→:5人)
 
 Jリーグ開幕初期は、三浦知良、前園真聖らのスター選手が、超がつくほどの高級外車を所有し、少年たちに夢を与える存在となっていたが、昨今では機能性を重視して車を選ぶJリーガーが多くなった。

 トヨタがJ1リーガー保有率1位となった背景には、家庭を持つ選手たちが、アルファード、ヴォクシーなど大人数が載れるミニバン型や、燃費性能を重視したプリウスなどのハイブリット車を愛用する傾向にあるからだ。

 国産メーカーが首位に入り、トヨタの派生ブランド、レクサスが6位にランクインする中、その一方で2位以下5位までは外車が占めている。外車の中で圧倒的人気は、やはりベンツ。しかし数年前までは、全体の首位が当たり前の人気銘柄であったが、昨年集計時の56人から4名減り、トップに差を付けられている通り、年々下降気味となっている。

 外車の車種別で見ると、ベンツではゲレンデヴァーゲン(Gクラス)、ポルシェではカイエン、ランドローバーではレンジローバーなどが人気を誇っている。

 その他、少人数の特殊な回答を見てみると、1997年まで実在したブラジルの自動車メーカーのプーマや、アメリカのラム・トラックスが製造する大型ピックアップトラックのラムを「愛車」に挙げる選手もいた。また、今季からプロとなった新卒選手や若手選手は、電動自転車、ママチャリと回答するケースが多かった。

 イニエスタら高年俸プレーヤーが引き上げている理由もあるが、2020年のJリーガーの平均年俸は約3400万円前後。これを考慮すればもっと愛車にお金をかけてもよさそうだが、世間では若者の“クルマ離れ”が進んでいる通り、将来を堅実に考え、貯蓄する選手が増えてきたと言えるだろう。
 
 あなたの応援するクラブの、推しJリーガーは、どんな車に乗っているのか、是非「Jリーグ名鑑」を確認してもらい、選手のプレー以外の面にも着目してJリーグを楽しんでもらいたい。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部