全国の「水辺」を紹介するフォーラム開催

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日本各地の「水辺」の有効活用を掲げるプロジェクト「ミズベリング」は、河川空間の活用に取り組む人々のモチベーションを高めることを目的としたイベント「ミズベリングフォーラム202020」を2020年2月20日、東京・港区の竹芝ニューピアホールで開催した。

2019年は「水辺の力がメディアに評価されだした」

ミズベリングは国土交通省や民間企業、市民などが参画する官民一体型のプロジェクト。2014年の発足以来、水辺を活用したイベントや水辺について考えるワークショップ、シンポジウム、イベントを実施してきた。

「ミズベリングフォーラム202020」は、ミズベリングの活動では史上最大規模のイベントとなった。前半は、19年8月に東京・港区の東京湾沿いに開業した船客待合所と飲食店の複合施設「HI-NODE」や、同月に福岡市を流れる那珂川沿いに開業した飲食施設「ハレノガーデン」など、19年における「水辺」の利活用事例をミズベリング事務局の担当者が紹介。「例年になく、今までにない水辺の新スポットが全国で開業した。水辺の力がメディアに評価されだした年だった」と振り返った。

全国のダムで配布される「ダムカード」の制作に携わった国土交通省の三橋さゆりさんや、星野リゾート、竹中工務店といった民間企業の担当者らによるプレゼンショーも行なわれた。信濃川沿いのアウトドア空間「やすらぎ堤」をプロデュースしたアウトドアブランド・スノーピーク(本社:新潟県)の荒巻翔太さんは、プレゼンの中で「地域のふれあいの場になって笑顔が生まれていく」と、水辺での活動を通じた「笑顔づくり」の魅力を語った。