年内の4団体統一戦が予想される井上尚弥【写真:小倉元司】

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5月か6月にドネア戦迎えるウーバーリがその先を展望

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスでWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を行う。バンタム級で残るベルトを手にしているのはWBC同級世界王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)。次戦で元5階級制覇王者の同級1位ノニト・ドネア(フィリピン)と対戦することになるウーバーリだが、井上対カシメロ戦の勝者との統一戦に意欲を見せている。米ボクシング専門誌「ザ・リング」が報じている。

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で井上に敗れたドネアを指名挑戦者として迎えることになったウーバーリ。試合の開催は昨年12月の時点で内定しているにも関わらず、会場と期日が未定だという。

 ウーバーリは「我々はファイトの期日を待っている。デッドラインは3月1日のようだ。5月16日か6月27日になるのか、アメリカのどの街になるのか、我々は知らされることになるだろう」と語っている。

 米国開催で、日程は5月か6月のいずれかだと明らかにしている。

4団体統一戦は「2020年後半にターゲットを絞っている」

「イノウエとカシメロのファイトはノニト・ドネア戦の前に決まっている。ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート・カジノで4月25日に行われる」と語り、井上VSカシメロの3団体統一戦への興味も隠さないウーバーリ。その先には4団体制覇へと虎視眈々と闘志を燃やしているからだ。

「このファイトの勝利者が間違いなく、オレの次戦の対戦相手になるだろう」とウーバーリは語ったという。

 記事では「2020年後半にターゲットを絞っている」というウーバーリへの戦略も紹介。井上がカシメロを倒し3本目のベルトを手に入れたなら、4団体統一戦は意外に早く実現するのかもしれない。(THE ANSWER編集部)