UiPath 取締役 Chief Revenue Officer 鈴木正敏氏

UiPathは2月27日、RPA化対象の業務の可視化を支援する製品「UiPath Explorer Expert」、機械学習を利用してRPAの活用度合いを予測・可視化する製品 「UiPath Insights」を国内で提供を開始すると発表した。

UiPath 取締役 Chief Revenue Officer 鈴木正敏氏は、新製品について、「われわれはハイパーオートメーションを6つのフェーズ(計画、開発、管理、実行、協働、測定)に沿って展開しているが、UiPath Explorer Expertは計画のフェーズを支援し、UiPath Insightsは測定のフェーズを支援する」と説明した。

まあ鈴木氏は、昨年の国内の業績について「採用者数が前年の750社から1500社に、Foundation資格取得者数が6239名から13929名にといったように、ほぼ倍増している。2019年はRPAとAIの融合が注目を集めたが、当社もそれに従ってビジネスを推進してきた」と語り、好調ぶりをアピールした。

UiPathが提唱するハイパーオートメーション実現に向けた6つのフェーズ

UiPath マーケティング本部 プロダクト&イベントマーケティング部 部長 原田英典氏

続いて、UiPath マーケティング本部 プロダクト&イベントマーケティング部 部長 原田英典氏が、2020年の製品ロードマップについて説明した。

UiPathは、製品を開発するにあたり、「自動化をさらに使ってもらうことを推進する」「もっと難しい対応を可能にする」という指針を持っているという。「AIを使うことで、今までできなかった複雑な業務をRPA化することが可能になり、その結果、他のシステムとの連携も進む」(原田氏)

これまで、UiPathはハイパーオートメーションの6つのフェーズのうち、RPAのコアに当たる「開発」「管理」「実行」に注力してきたが、上記の指針を実現するため、「計画」「協働」「測定」フェーズを支援する製品をリリースしていく。

昨年10月には、プロセス文書作成ツールを提供するStepShotとプロセスマイニングベンダーであるProcess Goldの買収を発表しており、両社の技術を基盤にした製品が「UiPath Explorer」となっている。

UiPathの2020年のリリース製品ロードマップ

UiPath ソリューション本部 エバンジェリスト 夏目健氏

新製品については、UiPath ソリューション本部 エバンジェリスト 夏目健氏が説明を行った。同氏は、ユーザーがRPAに関して抱えている課題として「どの業務をRPA化するか」ということを挙げた。

これまで、RPAを適用する業務を見つける際は、ヒアリング、ディスカッション、ワークショップといった手法が使われてきた。しかし、これらの手法には、「手作業が多く、時間が必要」「業務処理の可視化にコストがかかる」「RPA化する業務の選定に根拠となるデータがない」といった問題があるという。

夏目氏は、こうした課題を解決するために、科学的に自動化の計画を進めていく必要があると指摘した。そこで、UiPathでは、RPAの計画・測定を定量的な事実に基づいて行うために、「UiPath Explorer Enterprise」「UiPath Explorer Expert」「ProcessGold」「UiPath Connect」「UiPath Insights」という5つの製品を提供している。

計画・測定フェーズのUiPathの製品群

「ProcessGold」はプロセスマイニングツールで、SAPやSalesforceなどの業務システムのログを収集・分析することで、業務プロセスのどの部分を自動化すると効果を得ることができるかを評価する。

「UiPath Explorer Expert」は、開発者とエンドユーザーのコラボレーションツールで、両者の橋渡しをする。具体的には、ユーザーの操作を記録して、業務手順書を生成する。

「UiPath Explorer Expert」の概要

「UiPath Insights」は、「UiPath Orchestrator」に追加可能なアドオンで、UiPathの稼働に関するデータを長期間記録し、そのトレンドを視覚化するほか、KPIの設定、削減されるべき作業時間を把握するカスタムダッシュボードの作成をサポートする。ダッシュボードからは、ロボットの稼働状況、生産性、エラーなどの情報を把握できる。

「UiPath Insights」の概要