セキド(9878)、株主優待を改悪し、年3000〜11万円 相当の「株主優待ポイント」が廃止されて利回り低下! 今後は「買い物5%割引券(5枚×年2回)」だけに変更へ
株式会社セキドが、株主優待を変更することを、2020年2月27日に発表した。
セキドの株主優待は、毎年3月20日と9月20日時点の株主が対象となり、従来の内容は「100株以上を保有する株主に『買い物5%割引券』5枚を贈呈。300株以上保有する株主には『買い物5%割引券』に加えて、保有株数と継続保有期間に応じ、自社店舗やECサイトで利用できる『株主優待ポイント』を贈呈」というものだった。
今後は、これまで300株以上の株主に贈呈されていた「株主優待ポイント」の株主優待が廃止される。
継続される「買い物5%割引券」は、同社が展開するブランドショップ「Love Love(ラブラブ)」の店舗にて利用可能。現金による3000〜5万円(税抜)までの買い物に利用できる。 有効期間は1年間。
セキドの株主優待の変更は、2020年3月20日時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。
セキドの株主優待制度の変更前と変更後
(変更前) | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月20日・ 9月20日 | 100株以上 | 買い物5%割引券5枚(×年2回) |
300株以上 | ◆買い物5%割引券5枚(×年2回) ◆ポイント1500円相当(×年2回) ※以下100株ごとにポイント500円相当増 | |
500株以上 | ◆買い物5%割引券5枚(×年2回) ◆ポイント7500円相当(×年2回) ※以下100株ごとにポイント500円相当増 ※2年以上継続保有の場合、ポイント5000円相当が上乗せ | |
1000株以上 | ◆買い物5%割引券5枚(×年2回) ◆ポイント1万3000円相当(×年2回) ※以下100株ごとにポイント500円相当増 ※2年以上継続保有の場合、ポイント8000円相当が上乗せ | |
2000株以上 | ◆買い物5%割引券5枚(×年2回) ◆ポイント2万5000円相当(×年2回) ※以下100株ごとにポイント500円相当増 ※2年以上継続保有の場合、ポイント1万5000円相当が上乗せ | |
3000株以上 | ◆買い物5%割引券5枚(×年2回) ◆ポイント3万5000円相当(×年2回) ※以下100株ごとにポイント500円相当増 ※2年以上継続保有の場合、ポイント2万円相当が上乗せ | |
5000株以上 | ◆買い物5%割引券5枚(×年2回) ◆ポイント5万5000円相当(×年2回) ※以下100株ごとにポイント500円相当増 ※2年以上継続保有の場合、ポイント3万円相当が上乗せ |
(変更後) | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月20日・ 9月20日 | 100株以上 | 買い物5%割引券5枚(×年2回) |
セキドの株主優待は、以前は「買い物5%割引券」と「株主優待ポイント」がもらえたが、「株主優待ポイント」が廃止されることになった。「株主優待ポイント」は保有株数によって年3000〜11万円相当も贈呈されていたので、今回の廃止は大幅な改悪と言えるだろう。
【※関連記事はこちら!】
⇒株主優待を「廃止・改悪」する銘柄を見極める“3つの特徴”に注意!「株主優待の新設直後・優待品がQUOカード・業績悪化に伴う減配や無配」の3点には要警戒!
セキドは家電店からスタートし、現在はブランドショップの運営を主軸とする企業。2020年1月31日に2020年3月期(通期)の業績予想を下方修正し、売上高67億円(前期比10.9%減)、営業利益1億6500万円の赤字、経常利益1億9000万円の赤字、当期純利益2億200万円の赤字としている。消費税の増税による売上の落ち込みが敗因。
■セキド | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
小売業 | 9878 | 東証2部 | 3月20日・9月20日 |
株価(終値) | 必要株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
558円 | 100株 | 5万5800円 | ー |
【セキドの最新の株価・株主優待の詳細はこちら!】 | |||
※株価などのデータは2020年2月27日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 ※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。 |