翌週の「うたコン」の宣伝のためのゲストが石丸幹二。いまやモテモテのミュージカル歌手だが、近頃は俳優として売れてきた。思い出すのは大当たりしたTBSの「半沢直樹」で、敵役の銀行マンを演じて注目された。当時、確かに筆者は「え? 誰? このイケメン」と思った。まさか東京藝大出身の石丸とは思わなかったので。

彼は藝大に入る前に東京音楽大学でサクソフォンを学んでいて、その後中退して、今度は藝大の声楽科に入った。体格から見てオペラ歌手は無理だと思ったとか。在学中に劇団四季のオーディションに合格したのであるから、まんまと作戦成功だ。ラッパ吹きが突然歌手に転向して成功したとはまことに才能に恵まれた人である。

スタジオで「おお、シャンゼリゼ」ほかを歌ったが、伴奏がギターだったので食い足りなかった。何でピアノにしなかったのか。司会の1人、お笑いの近藤春奈が、ファンらしく必死でよいしょする。他に女のタレントと男のアナウンサー。番宣に駆り出された石丸が、25日の「うたコン」に出た時、新型コロナのお陰で、無観客の生放送であったが、これがなかなか良かったのだ。

デュオで組んだ相手が石井竜也。石井は軟派の歌手だから、正統派の石丸の発声とは異なるが、声量では石丸に負けていないし、上背はあるし顔もイケメン。セクシーな茶色のスーツでエンタメパワー全開。おぬし、タレントだよなーと声をかけたくなったのである。(放送2020年2月22日13時50分〜、2020年2月25日19時57分〜)

 

(黄蘭)