1978年の発売以来、「お母さんが作るおにぎり」を目標に進化を続けてきたセブン‐イレブンの主力商品「手巻おにぎり」が全面リニューアルした。2月25日より全国2万964店(1月末現在)のセブン‐イレブンで発売した。

 おにぎりはオリジナル商品として発売を開始したおでんに次いで、1978年にオリジナル商品第2弾として発売されたものだ。

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1978年から始まった42年間の進化

 

 26日近くのセブン‐イレブンに並んでいたリニューアル後の手巻おにぎりは「濃厚マヨのツナマヨネーズ」(本体価格115円)、「旨味熟成 紅しゃけ」(本体価格140円)、「たたき梅肉 紀州南高梅」(本体価格115円)、「辛子明太子」(本体価格140円)、「北海道産昆布」(本体価格110円)の5品。

 一般社団法人おにぎり協会の2019年コンビニおにぎり人気調査によると、2018年4月〜2019年3月の通年商品ベスト3でセブン‐イレブンは1位「手巻おにぎり リッチマヨ仕立てツナマヨネーズ」、2位「手巻おにぎり 熟成焼きほぐし紅しゃけ」、3位「手巻おにぎり 熟成仕立て紀州南高梅」である。

 2018年度のおにぎりの販売数は22億7000万個。セブン‐イレブンにとって生命線ともいえるおにぎり、その中でも今回は売れ筋を全面リニュアルしたことになる。

「米」と「のり」はどこまで進化したか

 

 おにぎりは発売以来42年目を迎える歴史のある商品だが、今回のリニューアルのポイントは以下の点。

 まずおにぎりのおいしさのきもは、「米」と「のり」である。

 米に関しては、14年ぶりに精米方法を変えた。米への傷つきを抑え、段階的に精米するこれまでの「低圧精米」からさらに踏み込み、精米時にかかる圧力を分散し、米の温度上昇を制御する「低温精米」に変更。米への負荷をより低減させることでお米本来の旨味を向上させた。

 のりは「歯切れがよい」「くちどけがよい」「旨味がしっかりある」といった独自の品質基準を設け、数値で見える化し、品質の安定化を実現した。加えてのりの焼成方法についても「温度のかけ方」や「時間」にこだわり、旨味を最大限に引き出している。

 さらに今回パッケージを変更している(包装フィルムの仕様を5年ぶりに刷新)。このパッケージの変更がのりのおいしさに大きく関係しているのだ。

 日ごとに寒暖、晴雨などの天候条件が変わる中で安定したのりを提供するために、フィルムの密閉度を高めることによって、いつ食べても、パリッとしたのりの触感から始まる「ひと口目から美味しいおにぎり」を実現した。

新商品5個実食してみた!!!

 

 峩颪燭辰廚蠎蟯 濃厚マヨのツナマヨネーズ」(本体価格115円)

 パリッとした食感ののりの後に濃厚なツナマヨの味が具の存在感を主張しつつ、口いっぱいに広がる。濃い目の味の料理が好きな人は病みつきになりそう。ツナマヨは極端に甘いものではないので子供から大人まで食べられる味。

◆崋蟯おにぎり 旨味熟成 紅しゃけ」(本体価格140円)

 安定したおいしさで、おにぎりの定番中の定番である。しゃけの旨味がしっかりと出ている。しゃけの身のほぐれ具合がまた秀逸で、ちょうどよい。しゃけはおにぎりの具材の中ではあっさり系。あっさり味が好きな人にお薦め。

「手巻おにぎり たたき梅肉 紀州南高梅」(本体価格115円)

 うーん、酸っぱい。当たり前ですね、梅なんだから。でもこの酸っぱさがただの酸っぱさではなく、甘みと口の中に広がる風味が絶妙なバランス。私にはちょうどいい酸っぱさ。この酸っぱさと風味が体にびびーんときて、口の中で後を引き、また食べたくなる。

ぁ崋蟯おにぎり 辛子明太子」(本体価格140円)

 あごだしって、トビウオからとるだしのこと。明太子の辛さとすっきりした味のだしが甘みのある白米とうまくなじみ食が進む。ピリッと辛くて、ふっくらしたふわふわのご飯と相性ばっちり。

ァ崋蟯おにぎり 北海道産昆布」(本体価格110円)

 甘さがありながら、ほどよいしょっぱさもあり、磯の風味豊かな深みのある味。塩気はほんのり優しく、甘さを引き立てている。塩気のあるおにぎりもいいが、甘さのあるおにぎりもいいものだ。

 実食の結果、リニューアルにより米のふわふわ感と、のりのパリッと感がより引き出されていることが分かった。

 よりおいしくなった「手巻おにぎり」だが、今回のリニューアルで私が注目しているのはパッケージの変更だ。旧来の物は、不器用な私にとっては、開けるときにのりが破けてしまい、破れたのりをご飯に巻き直さなければならないことが度々あったが、新パッケージはスムーズに開けられ、のりが破れることはなかった。

 コンビニのおにぎりの進化に終わりはない。