トム・ホランドにスパイダーマンMCU残留をお願いされたことでも知られるボブ・アイガー
 - Charley Gallay / Getty Images for Disney

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 ボブ・アイガーが現地時間25日、米ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOを即時退任した。同日から新CEOとなったのは、ディズニーパークおよびリゾート事業を担当するディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツの社長だったボブ・チェイパックだ。

 アイガーは2005年からCEOを務め、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルム、21世紀フォックスと次々に買収。動画配信サービス「Disney+」も立ち上げ、ディズニーを他の追随を許さぬほどに大きく成長させた。フォックス買収で合意した2017年、アイガーの任期は2021年まで延長されたが、今回それを待たずしてCEOを退任することに。米CNBC局のインタビューに応じたアイガーは、その理由について「我々にとって次なる優先事項は、クリエイティブ面を確固たるものにすること。わたしがそれをやるためには、日々の会社の運営の仕事を引き継いでもらうしかない」と説明。2021年末まではエグゼクティブ・チェアマンとして、クリエイティブ面に注力していくと明かした。

 ディズニー約100年の歴史で7人目のCEOとなることになったチェイパックは「わたしにとって、エグゼクティブ・チェアマンとしてアイガーがいることは素晴らしい特権」とコメント。2021年末まではある意味移行期間とみなされているようで、アイガーもそれまでチェイパックを支えていくと語っている。(編集部・市川遥)