写真はイメージです
 バストを守る上で「クーパー靭帯がのびてしまったり、切れてしまったりするのを防ぐ」のが大切なのは有名な話……。しかし、他にも注目すべきポイントがあるらしいんです。

 ということで、国際医療福祉大学三田病院・准教授の奥田逸子先生と、ワコール人間科学研究所による「重力からバストを守る」カンファレンスに行ってきましたので、レポートしていきたいと思います(以下はカンファレンスの内容です)。

◆胸が垂れる原因は3つ

〕匹譴篏杜
加齢
ハリの減少

〕匹譴篏杜呂砲茲辰董▲ーパー靭帯や皮膚が伸びる
(クーパー靭帯:バスト内の乳腺や脂肪を吊り上げるようにまとめて支え、バストを形づくっている結合組織)

 走ったり歩いたりなど、動くとどうしてもバストは揺れます。さらに、動いていなくても体は重力下にあるため、寝ていたとしても重力は常にかかっている状態なのです。これらの揺れや重力は、クーパー靭帯だけでなく皮膚も伸ばしてしまう恐れがあります。

 伸びてしまった皮膚はクーパー靭帯と同じく元に戻ることはありません……。ただ、今回のカンファレンス曰く、クーパー靭帯が伸びるということはあっても、“切れる”ということはないのだとか。

 そして、ワコール人間科学研究所の研究によると、無重力の状態でバストは

1.全体の位置が上がる
2.ボリュームがそれぞれ上下左右均一
3.一番伸びてしまいやすいバスト上部の皮膚が伸びていない

ということがわかりました。

 つまりは、可能なかぎり無重力と近い状態にすることで、バストの下垂を防ぐことができます。

加齢によるクーパー靭帯や乳腺の萎縮
 加齢はどうしても避けられません。奥田先生がバストを横から撮影したMRI画像では、20代の頃にははっきりと写っていた乳腺やクーパー靭帯が40代では細くなっていることがはっきりとわかりました。

ハリの減少
 歳を重ねると気になってくるのがお肌のハリです。バストのハリは20代後半に差し掛かると一気に下り坂になる方が多いです。ハリがなくなるとバストが柔らかくなり、その分揺れやすく重力に素直になってしまいます。

◆垂れさせないためには、シーン毎のブラジャーが大事

 バストを下垂させないためのルールは、ぴったりのブラジャーを着けるだけではなく「シーンに合わせたブラジャーを着ける」こと!

バストは、

立っている時:下
寝ている時:上下左右
走っている時:上下

に向かって重力が働いたり揺れたりします。

 世の中にはいろんなブラジャーがありますが、そのシーンごとに合った下着を着用することで、よりバストへの負担を少なくできます。

◆昼は昼用、夜は夜用、運動中はスポーツブラ

 昼間はバストが下に向かって行ってしまうので、なるべく下から支えてくれる力が強い、ワイヤー入りのものがオススメです。また、ファッションを楽しむ時間でもあるのでシルエットを整えてくれるものであれば、よりお洋服を楽しめますよ。

 夜眠るときはナイトブラを着用しましょう。ただし、ここで私から注意してほしいポイントは睡眠の質が下がらないかどうかです。

 確かにナイトブラをつけることでバストへの負担は軽減できますが、代わりに寝心地が悪くなる場合もあります。今はいろんなナイトブラが出ているので、自分の睡眠の質を下げてしまわないものを選ぶことが重要です。

 普段ノーブラで、バストを下垂させないためにナイトブラを着けたい! と言う方はゆったりめのものから挑戦してみてくださいね。

※ナイトブラをつけないとバストが流れていくと言うのは嘘です。流れません。逆にナイトブラで育乳もできません。胸周辺のお肉はバストに移動しません。