春もすぐそこ、とはいえまだまだ寒い日は続きます。そんなときは体を温めてくれるとろ〜りあんかけはいかがですか? 今回は手に入りやすい材料でつくる「カニカマあんかけ」を共働き料理家のぐっち夫婦に教えてもらいました。

卵とカニカマがやさしい。とろとろあんかけで体を温めよう




ほっこり温まるカニカマあんかけ

日中は暖かさを感じる日も増えましたが、まだまだ朝晩は寒い日が続きますね。真冬にはアツアツの鍋のお世話になった方も多いと思いますが、少し暖かくなってきた日にはあんかけ料理はいかがですか?

今回はコンビニで買える食材でつくれるカニカマあんかけをご紹介します。
メイン食材は豆腐なのでヘルシーなのもうれしいポイント! わが家ではおつまみによく登場するカニカマに、ちょっとショウガを加えて。ふんわり仕上げた卵もほっとするおいしい一品です。

●「豆腐のとろりカニカマあんかけ」





【材料(2人分)】
・卵 3個
・カニカマ 4〜5本
・絹豆腐 1丁(300g)
・しょうゆ 小さじ2
・ごま油 小さじ1
・水溶き片栗粉 片栗粉大さじ1:水大さじ1
・A[マヨネーズ 大さじ1、砂糖 小さじ1/2、塩 ひとつまみ]
・B[水 180ml、めんつゆ(3倍濃縮)大さじ2、ショウガ(すりおろし)小さじ1/2]


【つくり方】


(下準備)カニカマは裂いておく。


(1) 耐熱皿に、絹豆腐を大きいスプーンですくい入れ、しょうゆをかける。
ラップをし、電子レンジ(600W)で2〜3分加熱する。出てきた水分は捨てて皿に盛る。


(2) 小鍋にBを入れて火にかけ、煮立ってきたら塩(分量外)で味をととのえる。
火を止め、水溶き片栗粉を入れ混ぜる。再び火にかけとろみをつける。


(3) 小さめのボウルに卵、カニカマ、Aを入れ混ぜる。
フライパンにごま油を中火で熱し、卵液を入れる。卵液の周りが固まってきたら外から中心へ、菜箸で動かし、好みの具合に固める。

※卵液を固めるときは、火加減はそのままにして、フライパンを持ち上げて火入れ加減を調整してくださいね。


(4) 豆腐の上に(3)のカニ玉をすべらせるようにのせ、(2)のあんを温めて、カニ玉にかける。

[1人前 322kcal]
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年

【栄養士コメント】
豆腐に卵をつかったこのメニューは、栄養価が高く、かつ良質なタンパク質が含まれ、食欲がない日にも。スプーンで食べられるほっとあたたまる1品。大人にも子どもにもぴったり。インゲンや、アスパラなどの春野菜や、きのこなどをいれてもいいですね。

●教えてくれた人
【ぐっち夫婦】


TATSUYA、SHINOからなる夫婦料理家ユニット。共働き夫婦で料理家、SHINOは栄養士の資格ももつ。インスタグラム(@gucchi_fuufu)
やホームページ「ぐっち夫婦の今日なにたべよう?」
で日々の料理が楽しくおいしくなるアイデアを発信している。著書に『夜食以上、夕食未満。野菜多めで罪悪感なし 遅く帰った日の晩ごはん』
がある。