[2.23 J2リーグ第1節 千葉1-0琉球 フクアリ]

 試合開始わずか39秒。試合を動かしたのはジェフユナイテッド千葉MF米倉恒貴だった。

 2週間前のちばぎんカップでも右SBで起用されたように、昨季途中に千葉復帰後は主に右SBでの起用が続いていた。しかし、この試合で任されたのは一列前の右サイドハーフのポジション。尹晶煥監督は「スピードがあり、クロスもある。以前は攻撃的なポジションをやっていたので、その選択をした」と起用の意図を説明。すると、キックオフ直後の39秒に大仕事をやってのける。

 左サイドでMF堀米勇輝が鋭いクロスを送ると、フリーで走り込んだ米倉がドンピシャのタイミングでヘディングで合わせる。叩き付けられたボールは見事にゴールを陥れ、貴重な先制ゴールが生まれた。

「今日はいつもと違うポジションだった。前でプレーするからには絶対にゴールやアシストという結果を残す、という気持ちでやっていたので良かったけど、すごく良いボールをくれたホリ(堀米)のおかげです」

 サイドハーフに入ったものの、多くの時間は守備に割かれた。特に後半は一方的に押し込まれながらも、体を張った粘り強い守備で琉球にゴールを許さず。きっちりと逃げ切って1-0の完封勝利を収めたチームは白星スタートを切った。「立ち上がりに一点取って、それを90分間しっかり守備で守り切れたのが今日の大きな成果。これを1年間続けられれば必ず昇格できると思う」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)