ガンバ大阪が2-1で勝利した

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[2.23 J1第1節 横浜FM1-2G大阪 日産ス]

 J1リーグは23日、第1節3日目を各地で行い、ガンバ大阪が昨季Jリーグ王者の横浜F・マリノスを2-1で破った。40歳のMF遠藤保仁がJ1リーグ歴代最多タイ631試合出場を達成。クラブ在籍20年目を迎えたレジェンドの節目を開幕白星で彩った。

 ホームの横浜FMは日本代表DF畠中槙之輔が負傷欠場。19日のACLグループリーグ第1節・シドニーFC戦(○4-0)に続いてDF伊藤槙人が先発に入り、外国籍選手枠の関係でACL登録外のGK朴一圭も名を連ねた。一方、G大阪は16日のルヴァン杯・柏戦(●0-1)から2人を入れ替え、節目の試合を迎えた遠藤とDFオ・ジェソクが入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は昨季J1リーグ王者の横浜FMに対し、4-1-4-1の布陣でハイプレッシングをかけたG大阪が主導権を握った。前半3分、まずはMF倉田秋のスルーパスに1トップのFW宇佐美貴史が抜け出し、朴を強襲する左足シュート。同4分にはセットプレー崩れから宇佐美がゴール前にクロスを送ると、DF三浦弦太が惜しいヘディングシュートを放った。

 するとG大阪は前半6分、早々にスコアを動かした。自陣でビルドアップを試みた横浜FMは、伊藤のバックパスを受けた朴のトラップが長くなり、これを宇佐美が奪取。すかさず横パスを送ると、これを倉田が落ち着いて流し込んだ。G大阪にとっては同カードの昨季開幕戦(●2-3)と同じく、前半早い時間帯の先制点となった。

 昨季はここから3点を奪われたG大阪だったが、今季はなおも攻勢の手を緩めない。前半23分、宇佐美のCKに合わせたDFキム・ヨングォンのヘッドがポストに直撃。33分には宇佐美の猛烈なプレッシャーが実り、またも朴がパスミスを犯すと、倉田が繋いだボールをMF井手口陽介がロングキックで狙い、朴はかろうじてコーナーキックに逃げるしかなかった。

 そして前半34分、このセットプレーからG大阪に2点目が入った。横浜FMがクリアしたボールがG大阪の中盤を経由してGK東口順昭まで戻ると、守護神はダイレクトのロングキックで前線へ。これにフリーで抜け出したのは倉田。左サイドをえぐって折り返し、最後はMF矢島慎也が落ち着いて流し込んだ。

 直後、副審がオフサイドのフラッグアップを行ったためゴールが取り消されるかと思われたが、ここで今季から導入されているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。国際副審として豊富な経験を持つAVARの相樂亨氏らが再確認を行い、主審がモニター確認を行わない「VARオンリーレビュー」の末にゴールが認められた。

 王者・横浜FMは開幕節から重い2点のビハインドを背負ってハーフタイムへ。後半のスタートから猛烈なラッシュをかけたが、MF遠藤渓太の折り返しに合わせたFWオナイウ阿道の左足シュートは枠を外れ、早々に訪れたビッグチャンスを逃した。その後はG大阪も落ち着きを取り戻し、前半と同様の組織的な守備で横浜FMの攻撃をせき止め続けた。

 横浜FMは後半20分、ボランチのMF喜田拓也に代わってFWエリキを投入。システムを4-2-3-1から4-1-4-1に変更し、エリキは2列目インサイドハーフに入った。25分には対策を受けていたDFティーラトンに代わってDF高野遼を起用するなど、アンジェ・ポステコグルー監督は次々に攻勢の手を打った。

 すると後半27分、横浜FMは高野の斜めのスルーパスにオナイウが抜け出し、折り返しに反応したエリキのダイレクトパスからMFマルコス・ジュニオールがシュート。これは東口のビッグセーブに阻まれたが、直後の29分、ゴール前で縦パスを引き出したマルコスが振り向きざまのシュートを蹴り込み、ようやく1点を返した。

 G大阪は後半30分、矢島に代えてFWアデミウソンを投入するなど、前線をフレッシュな選手で固める。終盤は攻め込まれる展開が続いたが、アディショナルタイムの大ピンチはDF藤春廣輝が決死のブロック。最後は2-1で競り勝ち、昨季のJリーグ王者から金星を収めた。一方、横浜FMはAFCチャンピオンズリーグで開幕2連勝を果たしたが、リーグ戦では苦しい黒星スタートとなった。

(取材・文 竹内達也)