セゾン情報システムズ 代表取締役社長 内田和弘氏

セゾン情報システムズは2月20日、 ブラックラインの経理財務自動化ソリューション「BlackLine」とセゾン情報システムズが提供するデータ連携ソリューションである「DataSpider Servista」を組み合せた「BlackLineリンケージサービス」を4月より提供開始する発表した。

リンケージサービスとは、データ連携ソフトウェア「DataSpider」「HULFT」を中核に、企業内・ 企業間のシステム、データ、SaaSをつなぐことで業務効率化を図るほか、経営情報 の可視化により顧客の意思決定を支援し、経営刷新につなげるサービスをいう。

リンケージサービスは、経営データを可視化する「モダンマネジメントサービス」と財務経理部門のデジタル化を支援する「モダンファイナンスサービス」に分かれており、「BlackLineリンケージサービス」は後者に属する。

セゾン情報システムズ 代表取締役社長 内田和弘氏は、「われわれは、データマネジメントのビジネスを拡大しているが、リンケージサービスはその一環となる。3年前から、データ連携ソフトを提供してきたという強みを生かし、自社でサービスを導入してノウハウを蓄積した上で、リンケージサービスを提供している。モダンファイナンスの第1弾のサービスとして、SAP Concurのリンケージサービスを2016年に提供したが、BlackLineリンケージサービスは第2弾となる」と述べた。

セゾン情報システムズのリンケージサービスの概要

ブラックライン 代表取締役社長 古濱淑子氏

BlackLineは、財務および会計プロセスの自動化、可視化、統制を仕訳・証跡作成から報告・監査までの業務を効率化するサービス。DataSpider Servistaと組み合せることで、財務会計システムに蓄積されている情報をBlackLineで利用可能な形式に自動連係を行う設定をすることにより、業務の軽減を図る。

ブラックライン 代表取締役社長 古濱淑子氏は、「生産性向上」「決算・監査業務のデジタル化の遅れ」「業務プロセスが不透明」といった経理部門における課題を解決するため、同社のサービスは「コンティニュアス・アカウンティング」というコンセプトを実現することを目指していると説明した。

従来の会計業務・決算処理は前の業務が終わらないと、次の業務を始めることができず、負荷の集中や精度の劣化を引き起こしている。そこで、BlackLineは締めを待たずに継続的に業務を回すことを可能にする。外部の監査人にもクラウドを介してデータをリアルタイムで見てもらうことで、処理の高速化を促進する。

セゾン情報システムズ 流通ITサービス事業部長兼リンケージサービス部長 花香勝氏

「BlackLineリンケージサービス」については、セゾン情報システムズ 流通ITサービス事業部長兼リンケージサービス部長 花香勝氏が説明した。同サービスでは、BlackLineのインプリメンテーションとデータ連携サービスを提供する。

花香氏は、「BlackLineリンケージサービス」を、同社のリンケージサービスを利用している顧客のうち、SAP Concurを導入している製造業の顧客を最重点ターゲットとする」と述べた。その理由については、「リンケージサービスのユーザーはDataSpiderをベースとしたデータ連携の仕組みができているほか、製造業はグローバル化が進んでいるから」とした。

セゾン情報システムズは昨年9月から、BlackLineの導入を開始。第1フェーズとして、勘定照合/タスク管理の導入を今年1月に完了し、今後、データ連携を含めたマッチング処理の導入を進め、2020年6月にすべて完了する予定。

導入効果としては、「決算タスクの可視化」「電子承認による統制強化」「自動承認とデータ連携」「情報の一元管理」があるという。業務時間については、年間における決算業務全体の30%程度の削減が予定されている。

セゾン情報システムズにおけるBlackLineの導入効果

「BlackLineリンケージサービス」の価格